Goals for - Goals against .741 Goals for .599 Shots on goal from Penalty Area .598 Goals against -.571 Open Play Goals .563 Goals conceded in Penalty Area -.554 Assists .530 Shots on Target .529 Shots on Target Rate .528 Goals Scored in Penalty Area .466 Saves -.429 Goals Scored from Outside Penalty Area .415 Medium Passes .390 Medium Passes complete .387 Free-kick shots (indirect) -.360 Distance covered in possession .338 Corners completion Rate -.321 Fouls Suffered .314
Assists .808 Shots on goal from Penalty Area .723 Shots on Target .651 Shots on Target Rate .528 Medium Passes .516 Medium Passes complete .498 Attacks from Right .467 Solo runs .461 Passes .458 Passes complete .456 Distance covered in possession .447 Total Shots .439 Long passes completion rate .421
アシストが高いのは当たり前なので無視。それを除くと最も得点との相関性が高いのは「ペナルティーエリア内からのシュート」(.723)であり、これのみが強い相関を示している。以後はどれも緩やかな相関程度だが、枠内シュート(.651)、枠内シュート割合(.528)が続くのは勝ち点と同じ。 次に来るのはミドルパス数(.516)とミドルパス成功数(.498)だ。これまた「ボール支配率が高い→ミドルパスも増えるし得点機会も増える」という「因果ではなく相関」の可能性があるため安易に「ミドルパスを増やせば勝利」とは言えないが、それなりに注意すべき指標だろう。ちなみにショートパス数の相関性は.355、ロングパス数は-.153となっており、「ロングパスの数はあまり関係ない」という点は4年前と一致している。 「右サイドからの攻撃」と得点の相関が高い(.467)理由は全く不明。ただの偶然か、それともサッカーという競技全体にそういう傾向が窺えるのか、さっぱり分からない。ただ、今回のW杯では左サイドからの攻撃(428回)や中央からの攻撃(415回)より右からの攻撃(487回)の方が明らかに多いことは確かだ。右ばかり使っていたのは別に日本だけではなかった模様。 Solo runsってのは多分ドリブル突破のことだろうが、これもそれなりに相関性はある(.461)。パス全体数(.458)よりも高いくらいで、個人技による突破は得点効率が悪いとは言えないようだ。1試合当たりの走行距離も、特に日本の試合では(一部で)話題になっていたが、重要なのはポールを保持した状態での走行距離。相手に持たれた状態での走行距離はむしろ負の相関(-.259)となっており、走ればいいってものではないことを示している。もちろんこれも「支配率が低い→ボールを持たずに走る距離も失点機会も増える」という関係であろうが。 ロングパス数はあまり得点とは関係ないと言ったが、ロングパスの正確性は緩やかな相関性くらいはある(.421)。ミドルやショートのパスはボールをどの程度支配するかによって数が変わってくるのに対し、ロングパスは精度を高めれば得点機会が増えると考えてもそれほど間違いではないだろう。特に守ってカウンターというタイプのチームにとってはこの数値は重要ではなかろうか。
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