液晶デバイス

 ikarosの2台目分離カメラによる撮影写真が公開された"http://www.jaxa.jp/press/2010/06/20100628_ikaros_j.html"。今回の撮影はどうやら液晶デバイスの動作確認も兼ねていたようで、そのあたりの説明も書かれている。通電している状態では太陽光を直接反射するためカメラの画像では暗く見え、非通電だと拡散反射するおかげで明るく見えている。またスピンレートを下げても形状がほとんど変わっていないこともわかる。
 さて、ikarosが姿勢を変えるためにはスラスタを吹かすか液晶デバイスを使う必要があるのだが、実はikaros自体が自転しているため、その自転にあわせてスラスタの使い方または液晶デバイスのon-offを変えなければ思ったような姿勢変更はできない筈だ。そのあたりについての説明は見かけたことがないんだが、スピンレートを含めて相当詳しくikarosの状態を把握していなければ運用は難しそう。本日のikarosはVLBIを使って位置の詳細な確定をするらしいが、そうした詳細なデータがないと正確な運用はできないのかもしれん。
 あと、前回と同じように分離カメラによる画像をアニメgifにしたものも公開された"http://www.jspec.jaxa.jp/ikaros_channel/bn009.html"。前回に比べてゆっくり遠ざかっている様子も分かる。
 
 ついでに、NASAのサイトに様々な太陽系探査機が紹介されているのを発見。あかつき"http://solarsystem.nasa.gov/missions/profile.cfm?MCode=Akatsuki"の紹介ページにはなぜか金星の絵も載っていたりする。もちろんはやぶさ"http://solarsystem.nasa.gov/missions/profile.cfm?MCode=MUSES"もあるし、のぞみ"http://solarsystem.nasa.gov/missions/profile.cfm?MCode=Nozomi"も見つかる。古いものではさきがけ"http://solarsystem.nasa.gov/missions/profile.cfm?MCode=Sakigake"やすいせい"http://solarsystem.nasa.gov/missions/profile.cfm?MCode=Suisei"も。残念ながらikarosは見当たらないが、あれは惑星探査が目的ではないから仕方ないだろう。
 それにはやぶさなどでは利用していたNASAのdeep space network"http://deepspace.jpl.nasa.gov/dsn/"もikarosでは使っていない模様。あくまで日本から見える時間帯を使って運用を行っているようだ。もちろんNASAの設備を使う場合はタダって訳にはいかないだろうし、低コスト運用のためにはそういうやり方も必要なのだろう。
 様々な観測機器も起動しているようなので、これからはいよいよ本格的な太陽光による宇宙航行が始まる。エキストラミッションまで達成できることを期待しよう。
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