日記ならぬ週記である。
アメフト漫画の早売りネタばれの前にまずNFLから。New EnglandがDeion Branchに対してトレード先を探すことを許可した。ホールドアウトを続けていたBranchに対し、お前はいらんと宣言したようなものである。Branchが実際にほしいだけのサラリーを提示してくれるトレード先を見つけられるかどうかは不明だが(というかこの時期ではかなり難しそうな気もするが)、場合によってはNew Englandのユニフォームを着たBranchはもう見られないかもしれない。
現代NFLではこうした選手の移動はさして珍しくもなくなっている。New Englandにしても2003年シーズンの直前にLawyer Milloyを解雇した事例があったばかり。たとえSuper Bowl MVPであっても、あるシーズンの構想にうまく当てはまらないようならさっさと切り捨てるというのは今のコーチングスタッフならやりそうな決断だ。その意味ではこの決断も違和感はない。
問題は、この判断が正解か否か。こちら"http://www.bostonsportsmedia.com/archives/gameday/is_deion_branch_worth_a_huge_contract.php"では過去の選手たちのうちBranchと似たような成績を残したものを調べ、彼らと同様のキャリアを歩んだとしたらこれからBranchがどれだけの成績をあげるかについて分析している。それによると、今後3年のBranchの成績は過去3年に比べレシーブ数、レシーブヤード、レシーブTDいずれも「5割増し」程度が期待できるとか。過去の成績だけ見ればBranchは超一流とは言えないが、今後3年を見るとリーグトップクラスの成績になってしまうのだ。
とはいえ、そもそも過去の選手と比べるやり方がどの程度妥当なのかは分からない。Branchの成績の中にはBradyのおかげというべき部分もあっただろうし、大型化の進むWRの中で彼がかなり小柄であることも間違いない。それでも大きな損失であることは確かだろうが、個人的にはBradyがいる限りWRの変化はそれほどチームのパスオフェンスに影響しないのではないかと見ている。
アメフト漫画だが、まず延長戦があるという話にびっくり。いやだってこちら"http://www.ne.jp/asahi/high/football/tournament-kantoh05f.htm#17年秋季関東大会"を見ると関東プレーオフで同点だった試合が抽選で勝ち負けを決めているし、当然漫画でもそうだろうと思い込んでいたら大はずれ。確かに現実の高校アメフトとはかなり違うのは知っていたが、まさか延長があるとはなあ。
ちなみに関西の大会では「延長TB(タイブレーク)」なるものが載っているが、これはNFLのオーバータイムとはシステムが異なる。互いに相手陣25ヤードからオフェンスを行い、点差がつくまでそれを繰り返すというやり方。まあPKみたいなものだ。しかもそれをやっているのは関西だけで関東ではそのシステムは見当たらない。やっぱり漫画はフィクションである。
いずれにせよこの時点で私の予想(同点でコイントス)は外れが確定。後はプレースキックフォーメーションからどんなトリックプレイを仕掛けるかだけが関心事だが、普通に考えればホルダーからレシーバーへのパスだろう。もっとも相手が警戒しているので裏をかいて決めるというパターンは(漫画的には)難しそう。となると後はレシーバーとディフェンス選手の「個人技対決」になってしまう恐れがあるわけで、せっかくここまでいい展開だったのだから最後にそれは避けてもらいたい。もう一ひねりすることを希望している。
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