週記

 日記ならぬ週記である。
 
 Liar Gameはお休み。NFLもあまり新しい動きはないので、Football Outsidersのやっている回顧企画"http://www.footballoutsiders.com/nfl-draft/2010/2004-draft-six-years-later"でも見てみよう。6年前のドラフト選手が、その後どのように活躍したかを振り返ったものだ。
 この年のドラフトで何より珍しいのは、トップクラスと言われたQBにハズレがなかった点だろう。全体1位のEli Manningはスーパーボウルを1回、1巡上位のRoethlisbergerは2回勝った。ManningとトレードされたRiversは優勝こそないものの個人成績は素晴らしいの一言だ。Losmanはbustだったが、彼はもともと1巡には値しないとも言われていた選手なのでまあ仕方ない。QB以外でもRBのSteven Jackson、WRのLarry Fitzgeraldなど、スキルポジションの選手は事前の評判通りの活躍をしている。予想とずれていたのはTE(評判が高かったのはWinslow、実績はCooley)くらい。
 予想と全く逆にいったのはOLだ。Robert Galleryは完全なbustで、結局Tとしては使い物にならなかった。あの時はドラフト前にしばしば「Tはスキルポジションよりハズレのリスクが少ない指名」と言われていたが、Football Outsidersによれば「MunozやBoselliの名前だけ挙げてMandarichを都合よく忘れていた」に過ぎなかったようだ。それともAl Davisが選んだのがいけなかったのだろうか。
 New England関連では、Vince Wilforkがこの時のドラフトにおけるベストなDLとして名前が挙がっている。確かにその通りだが、ドラ1だけあってベストバリューにはならなかった(ドラフト下位指名でないとなかなかベストバリューにはなりにくい)。もう一人のNew Englandドラ1指名Watsonは可もなく不可もなく。記事中に名前が出てくるTE6人の累計DYARを見ると、Watsonは278で4人目となる(トップはShocky、2位Cooley、最下位はTroupe)。DVOAだとトップになるのだが、Cooley、Winslow、Schockyらに比べれば使われなかった選手だったということ。何より上記3人に比べて圧倒的に優秀なQBと組んだ上での成績だから、やはり彼自身の実力は「可もなく不可もなく」なんだろう。
 そのWatsonが移籍した先のClevelandはBrady QuinnをDenverへ放出。あとGrossmanがWashingtonに入ったようだ。とはいえ基本的に控えクラスの動きが中心であり、それほど面白みがある訳でもない。あとTomlinsonはJetsに入ったようだ。
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