週記

 日記ならぬ週記である。

 Liar Gameはやっと2・3位連合が誕生。随分前にそういう可能性があると指摘してからかなり時間が経過してしまったし、よく見ると指摘したときとは組み合わせが違っているような気もするが、それでも自称予言者なら「私の予言が当たった」と自慢するべきところだろう。さらに予言ついでにこれからどうなるかも予想したいのだが、次回については「どうやって2・3位連合を成立させたかの説明がある」というところまでしか見通しが立たない。主人公グループがいかに2・3位連合に対抗していくかが次のヤマになると思われるが、そのへんは不明。まあ次回を見た上でまた考えよう。どうせ当たるも八卦当たらぬも八卦。

 NFLではチーム成績に続いて1993―2009シーズンのQB成績を調べてみた。もちろん、この期間中で最も有能なQBは文句なしでManning兄。累計DYARは2位以下を5000以上上回る19000超に達しているし、DVOAも32.5%ととんでもない数字だ。1シーズン平均100回以上のパスを行っているQBの中では文句なしでトップ。それもただのトップではなく、2位以下を大きく引き離してのトップだ。相変わらず凄まじい。
 2位グループにはDVOAで25%前後の選手が複数並ぶ。具体的にはRivers(26.0%)、Young(25.3%)、Brady(24.8%)、Romo(24.7%)、Ryan(23.7%)の5人がそうだ。とはいえまだ2年しかプレイしていないRyanは今後数字が大変わりする可能性があるので2位グループと決め付けるのは早い。またYoungはキャリア晩年の7年分の成績なので、これまた単純にこの位置に置いていいのかどうかは不明。ただ、90年代では一人突出していたYoungの成績が、00年代では2番手グループにしか入らないところを見ても、やはり00年代にQB成績がインフレを起こしているのは事実のようだ。
 Brees(18.9%)やRoethlisberger(17.6%)、Palmer(17.4%)はその次のグループ。控え期間の長かったSchaub(19.6%)や、キャリアのラスト2年分の記録しかないMontana(18.3%)も一応このグループに入っているが、後で数字が変わる可能性は十分にある。特にMontanaは実際にはもっと上のYoungに近い水準にあると見ていいのではないだろうか。
 80年代から90年代にかけて活躍したElway(15.2%)、Marino(15.1%)、Aikman(14.6%)はさらにその下のグループに入る。現役ではPennington(15.6%)やWarner(14.7%)がこのあたりだ。ElwayやMarinoがPennington並みだと聞かされると納得いかない人は多いだろうが(実際、怪我の影響まで考えに入れれば間違いなくPenningtonの方が下だが)、数字はこのようになっている。
 Favre(11.1%)はTrent Green(12.6%)より低くJeff Garcia(10.9%)より高い程度。これまた納得いかんという人も多いだろうが、実際問題としてFavreが3年連続MVPを取った頃の彼のDVOAは高いときでも30%に届いていない。最近の水準と比較するとどうしても見劣りするのだ。というか彼が最高のDVOAを叩き出したのは、実は2009シーズン(39.0%)だったりする。40歳のQBがここまで活躍してしまうのだから、いかに09シーズンがパスハッピーだったかがよく分かるだろう。
 以上はすばらしいQBたちだが、逆に駄目QBとしてはどんなのがいるのだろうか。1年平均100パス以上の選手を対象に調べたところ、最も酷い成績なのはCraig KrenzelでDVOAは実に-83.9%。もちろん、彼にはリーグでまともにプレイする機会は1年しか与えられなかった。他にもKeith Null(-59.1%)やKurt Kittner(-57.2%)も現時点では実質1年しかプレイしていない。複数年プレイした中で最も酷かったのはAkili Smith(-52.7%)、以下Andrew Walter(-50.1%)、Ryan Leaf(-46.5%)、Chad Hutchinson(45.8%)と続く。Leafが最下位にならないのが面白いところだ。
 DVOAではなくDYARだったらどうか。ここでもLeafは-1563という酷い成績を出しているが、最下位にはなっていない。彼より酷いのがAlex Smith(-1592)で、その下にはTrent Dilfer(-1624)が、そしてどん底にはRich Mirer(-1634)がいる。もちろん、たった3年でこれだけのマイナスを積み上げたLeafを、4年(Smith)、8年(Mirer)、13年(Dilfer)と一緒にするのは問題だろう。それでもチームに与えたマイナスの影響がLeafより大きなQBがいるというのは驚きである。
 それにしてもこれだけマイナスを積み上げながら13年ものキャリアを全うし、Super Bowl Ringまで手に入れてしまったDilferは、お見事というしかない。そして、かつてBSの解説でMirerのことを「ルーザー(負け犬)」と決め付けていた大橋巨泉が意外に慧眼であったこともまた認めざるを得ないだろう。

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