週記・NFLプレイオフ終了

 日記ならぬ週記である。

 スーパーボウルは聖者の行進がハッピーエンドに。それにしてもNew Orleansがアンダードッグ扱いだったようだが、Football Outsiders"http://www.footballoutsiders.com/game-previews/2010/super-bowl-xliv-preview"を見ていた私には正直言って違和感があった。どちらもオフェンスが中心だが、実力的には決してNew Orleansは劣っていなかったし、今回はおそらくIndyがアウェイ状態に置かれることまで考えればむしろ有利と言ってもいいのでは、と思っていたため。さすがに最後のインターセプトリターンTDは予想外だったけど。
 さてこれで00年代も終わり。一つのディケードが終焉を迎えた。一応、00年代のチームはNew Englandになると言っていいだろう。この10年間に4回スーパーボウルに出場し、3回優勝。これに次ぐのはPittsburgh(2回出場の2回優勝)であり、その後がIndyとGiants(2回出場の1回優勝)である。90年代と同様、比較的ばらけた結果になったと見ていいだろう。NFLの勢力均衡策が効いたのかもしれない。
 09シーズンを見ると、前にも指摘した通り有能なQBがフルに能力を発揮する流れが強まっている。結局、シーズン終了時点でもDVOAが30%超のQBは7人のまま。うち6人はプレイオフに出ているし、カンファレンスチャンピオンシップに出た4チームのうち3チームはやはりQBが突出しているチームだった。そしてスーパーボウルはDVOA38.1%のManning対41.0%のBrees。しゃれにならんくらい強力なQB同士の対決だった。
 09シーズンの異様さはDYARで見てもはっきり分かる。DYARで1500超となったQBがこれまた7人いたのだが、過去1994年から2008年までの15年間にシーズン1500超を記録したQBは延べ19人。年平均で1.3人弱しかなかったのだ。それが今年は7人である。さらに条件を1700超にすると、過去15年が9人に対し今年1年が6人という、もっと恐ろしい比率になる。要するに、これまでManning兄くらいしか叩き出すことのできなかった成績を、今年は数多くのQBが達成してしまったのである。
 2000年代に入って、特にその後半になって、明らかにQBの成績がインフレを起こしている。NFL全体で、より効率のよいパスオフェンスが構築される一方、ディフェンスがその動きについていけなくなっているのかもしれない。この傾向が続くなら、有能なQBを核に据え、オフェンス主体にチーム作りを行ったところの方が今後も有利になると思われる。そうしたチームの中から、10年代のダイナスティが生まれてくるのだろうか。

 Liar Gameはお休みだったのでパス。

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コメント

No title

SLEEP
ここまでパスハッピーになったのは、例の5yds過ぎたら接触ダメが徹底されてからでしょうね。カバー2にしろ前陣型DFにしろ多少の接触OKなら凄く楽だったと思います。99年のNFC決勝とかWarner Bros VS 全盛期タンパ2でタンパ2の方が試合結果とは逆に勝ってましたからね。今のNFLでそういう展開を再現するとすれば5人のDEでひたすらパスラッシュで後ろはゾーン基本で常にボールを叩きに行くとかそのぐらいのギャンブルで一か八かになると思います。フランチャイズプレイヤーがDEがDTの倍の値段というのは明らかにおかしいと思うんですけどね。実際リーグがいくらQB保護しょうとか言っても今のQB潰せば勝ちみたいな傾向が強すぎてなんだかなあというか。
アメリカのファンはどう思ってるでしょうかね。

No title

desaixjp
イリーガルコンタクトのルール厳密適用のきっかけになったのは、確か2003シーズンのAFCチャンピオンシップだったと記憶しています。04シーズン以降にルールが徹底され、それがQBの成績をブーストさせているのだと考えれば、確かに辻褄は合いますね。となると最大の戦犯はNew Englandってことになるんでしょうか(苦笑)。
アメリカのファンがどう思っているのかは私も是非知りたいところです。パスハッピーが好きなファンばかりだとは思えません。でもまあ、優秀QBを抱えているチームのファンは歓迎しているのかも。
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