ポーツマスに駐留していた英第51連隊が、エルバ島を脱したナポレオンがフランスに上陸したというニュースを知った際の反応。フレデリック・メインウェアリング中尉の記録より。
「誰かが[新聞を]開き、しばらくはぞんざいに、素っ気なく記事の上に目をやっていたが、突然その顔色が輝き、狂人のように新聞を空中に放り上げると叫んだ。『素晴らしいニュースだ! ナップがまたフランスに上陸した! 万歳!』 一瞬のうちに我々は皆、興奮状態になった。『ナップがまたフランスに現れた』という話は燎原の火の如く兵営に広がった。人々は集まり歓声を上げた。それどころかその夜の会食時、給布が取り払われるや否や座長が立ち上がり、昔なじみのナップの成功のために万歳三唱と伴に杯を空けた。我々の喜びは際限なく、その夜素面のままベッドに入った者はごく少なかったと思われる」
まったくイギリス人という連中は何を考えているのやら。
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2006/08/02 URL 編集
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