科学ニュースいろいろ

 探査機はやぶさがやばいらしい"http://www.jaxa.jp/press/2009/11/20091109_hayabusa_j.html"。残っているイオンエンジンのうち1基が停止しているという。これがどう拙いかという点は、はやぶさについて詳しいこちらのサイト"http://smatsu.air-nifty.com/lbyd/2009/11/1-7fe5.html"を読めば分かるのだが、残っているエンジン1基だけでは地球へ帰還するのに必要な加速ができない可能性があるのだそうだ。残された手段はぎりぎりまで加速を続けて最後の軌道修正を一発勝負でやるしかないとのこと。残余のエンジン1基までが途中でおしゃかになったりすればハイそれまでよ、だ。
 これまでの成果でも十分という意見はあるだろう。ただ、月以外の天体からサンプルを持ち帰るという作業ができなくなるのは、見た目という点で大きなマイナスである。持ち帰ればかなり話題になることは確かだが、ギブアップした場合にはニュースの扱いも格段に小さくなるだろう。上記サイトによるとはやぶさ2もかなり実現可能性が苦しそうだし、なかなかラストはハッピーエンドという訳にはいかないようだ。

 もう一つ、こういうニュース"http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20091109AT3K0900H09112009.html"も報じられているのだが、ここに出てくる「30代男性助教」はどうやら宇宙エレベーターについての本"http://www.amazon.co.jp/dp/4479391398"を書いていた人物らしい。こちら"http://blog.goo.ne.jp/11jigen"には経歴詐称について調べたサイトもある。宇宙エレベーター関連については一時期どんな本があるか調べたことがあり、その時この著者の名前も見かけていたのだが、買わなくてよかった。
 ついでに目に留まった別のニュース"http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091110-OYT1T00025.htm"。個人的にこの人物に対してはこちらの書評"http://cruel.org/cut/cut199706.html"の感想が一番腑に落ちる。特にそこで言われている「何かすっきりした見通しがたつのか」という問いは極めて重要ではなかろうか。難解そうな概念をもて遊んでも、それに伴って「見通しが立つ」のならばOK、立たないのならただの戯言だろう。まあこの申告漏れをやらかした人物は、実際には学者というよりタレントと見なすべきなんだろうけど。

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