週記

 日記ならぬ週記である。

 いつも通りアメフト漫画の早売りネタバレ。その前に海外BBSで紹介されていたクレベールに関する話を少々書いておこう。こちらのサイト"http://rhineriver.blogspot.com/2006/06/strange-afterlife-of-jean-baptiste.html"にあるのがその話だが、彼の死後の奇妙な運命が記されている。
 クレベールの出身地であるアルザスのストラスブールでは、彼は地元の英雄だったという。革命の将軍だった彼を記念した銅像を造ろうとした動きは最初の王政復古時からあったそうだが、実際に銅像ができてその下にクレベールの遺体が埋葬されたのは1838年だった。問題はそれから。普仏戦争でドイツに併合されたアルザスでは彼の銅像がアルザスの独自性を表す象徴とみなされ、ナチスの支配時代には取り壊され、戦後になるとまた元に戻るなど時代ごとにかなり異なる扱いを受けたそうだ。ストラスブールの中心部にあるこの銅像は、彼がアルザスを象徴する存在になったことを示しているのだとか。アルザス出身の有名人は他にも大勢いるだろうが、歴史の転変の中で彼は地域を代表する人物になってしまったようだ。

 で、アメフト漫画だが実に微妙なところ。スパイクフェイクからのパスプレイというのは時折見かけるのでそれ自体は問題ないのだが、それ以前の時間の進み方は相変わらず遅すぎるような気がする。あれだけ何度もスパイクしていたら、残り1分の時間などとうの昔に消化してしまっているような。
 もう一つの問題はマンインモーション。まずモーションで全力疾走している選手がいるが、これはルール違反。NCAAのRule7, Section1, Article4-b"http://www.ncaa.org/library/rules/2005/2005_football_rules.pdf"には"A smooth cadence shift or unhurried motion is not an infraction."とあり、急がないモーションであることがフォルススタートにならない要件として記されている。全力疾走しているようにしか見えないモーションはそれだけで反則なのである。
 ちなみにスパイクフェイクの時にやっていたモーションも途中から全力疾走していたが、よくよく読むとその時点でもうスナップもしているのでルール違反にはならない。ただし、モーションすることで
「最初に加速しておいてディフェンス選手を振り切る」というのは理屈に合わない。何しろモーションは上にも述べた通り「急がない」動きでなければいけないうえに、相手のゴールラインへ接近するように移動してはいけない。加速することなど不可能だ。
 というわけで、どうせモーションを使うのなら「ロンゲスト・ヤード」のようなトリックプレイの方がまだ説得力はある。スパイクフェイクの使い方だけ見るともっともらしく見えるのだが、細部をチェックするとどうも奇妙な描写が目立つというあたりは、この漫画ならではか。ま、それでも話が盛り上がれば出版社的には全然OKなのだろう。

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