1799年史料・その13

 エルヴェティー人民に対する司令官の声明、サン=ゴールの司令部、4月3日
 エルヴェティー人よ、
 フランス軍の指揮官たちは、不誠実もしくは狂信的な者たちが、一人もしくは散り散りになっているフランス兵に対する乱暴な行為に関わったことを私に知らせてきた。同様に私はスイスのいくつかの地域で反乱の兆候が現れたことを知った。――エルヴェティー人よ、なぜ突然態度を変えたのか? なぜ諸君とフランス軍の間に存在した、なくてはならない協調関係を壊すのか? 諸君の住居に行き渡っていた平和をなぜ乱すのか? 諸君は、フランス共和国の敵であり、また諸君の敵でもある連中のほのめかしとたちの悪い策略に耳を貸しているように見える! どうやら諸君は、フランス軍がオーストリアの戦力に長く抵抗できる状態にないと想像しているらしい。私が指揮している軍は、彼らと交戦したあらゆる場所で彼らを打ち負かしており、今後も敢えて諸君の領地に入ってくる彼らを打ち負かすであろう。だが諸君は、勇敢な取り組みと勇ましい軍が諸君を守るために払う犠牲の渦中で、その英雄たちが卑劣な暗殺者の攻撃によって倒れていくのを冷静に見ていられると想像できるだろうか? 諸君は私自身がこれらの恥ずべき大罪に対して恐ろしい復讐をすることを躊躇すると思うだろうか? フランスと諸君の憲法に対する忠誠にとどまっているエルヴェティー人よ! 罪を抑止することによって悪の脅威から諸君の国を救え。彼らの犯罪がすぐ処罰に取って代わられるよう、罪人たちの名を諸君の政府に訴えよ。私自身については、諸君が私を誠実な同盟者と見ている間、諸君をいかに守るかを知っていることを示してきた。従って、もし諸君が裏切り者となり盟約の信頼を侵犯するようなら、私自身に諸君を罰する能力があることも示すであろう。フランス軍と、そして諸君自身の安全もまた、私の行動の基準となるだろう。――従って私は今この時から、その領地内でフランス人を困らせるために起きたあらゆる事件について、当該自治体に責任があると見なすことを宣言する。さらに、どのようなものであれ反乱の傾向を見せた州にはフランス軍縦隊が迅速に行軍し、そしてかような州は火と剣によって破壊されることも宣言する。この布告は二ヶ国語で印刷、発行され、エルヴェティー全土に張り出され、軍の一般命令にも複製される。
(サイン)マセナ。
A Collection of State Papers Relative to the War Against France, Volume 8"http://books.google.com/books?id=dYfhdzYbIa0C" p180-181

スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

トラックバック