週記

 日記ならぬ週記である。

 今週もアメフト漫画の早売りネタバレあり。
 その前にW杯について。サッカーに興味がないので試合も見ていないのだが、FIFAのサイトを見ているとなにやらそれなりに詳細なスタッツ"http://fifaworldcup.yahoo.com/06/jp/w/stats/index.html"を発見。となればstats geekとしてこれを調べてみなくてはなるまい、ということでグループリーグが終わったところで各スタッツのコリレーションについて調べてみた。比較対象はもちろん勝ち点だ。
 ところが、実際に調べてみるとあまり面白い発見はない。スタッツの中には与タックルと被タックルといった指標があるのだが、コリレーションは前者が0.124、後者が-0.001ではっきりいって勝ち点とはほとんど無関係なデータだ。ファウルやオフサイドに関する統計も同じ。データにはクロスの数も出ているが、こちらも相関関係は0.328に過ぎない。逆に言えば「サイドから崩す」というお題目はそれほど効果がないことを示しているのかもしれない。
 勝ち点との相関性が高いのは枠内シュート数(0.794)、シュート数(0.727)、アシスト数(0.769)といった得点に直接関係するものばかり。何はともあれシュートを打たないと、特に枠の中へ向かって打たないと勝てないのは確かなようだ。ただし、シュートに占める枠内シュートの比率についてコリレーションを調べると0.524と低い。枠へ向かって蹴る確率を高める努力をする暇があったらその前にとにかくシュートをたくさん打て、ということだろう。
 面白いのはショートパスとロングパスに関するデータ。ショートパスのコリレーションが0.786とかなり高いのに対しロングパスはたった0.008。ショートパスでボールを支配する側の方が勝ち点を得ることが多く、ロングパスをいくら放り込んでもそれが勝敗を左右することはほとんどないと言っていい。ちなみに日本はショートパス数では下から13番目だったがシュート数は7番目、枠内シュート数は6番目で勝ち点に至っては下から4番目だった。ある意味、この大会の日本を象徴するデータである。
 最後にキーパーのセーブ数についてだが、こちらは-0.485だった。要するに勝ち点とは逆相関。日本のキーパーはよくがんばって3試合で最多のセーブ数を記録したが、それは負け戦だったがために生じた結果とみなすべきだろう。

 次にアメフト漫画だがQBがブリッツに対応してホットレシーバーに投げようとしたのにその前にサックを食らってしまった、という展開。二人目のブリッツに気づかなかったのはまあ仕方ないかもしれない。常時完璧にディフェンスを読むのはプロでも難しいだろう。
 だが、サックを食らったところでファンブルしたのはいただけない。何より正面から突っ込んでこられたのに投げ捨てることすらできなかったのは大問題だ。ブラインドサイドからのラッシュに気づかず、投球動作に入ったところでタックルされてボールをこぼすのはよくある話だが、正面からのラッシュでファンブルしてはいかんなあ。まるでBuffalo時代のBledsoeだ。それにしてもこの漫画、異様にファンブルが多いような気がする。

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