Friday Night Lights

 まずはSean Taylorのご冥福をお祈りしたい。

 NCAA、NFLと話してきたのでついでにhighschool footballも。といっても相変わらずsingle wing関連になってしまう。
 米国ではfootballは本来、秋のスポーツである。NCAAのサイト"http://www.ncaa.org/wps/portal"を見てもFall Sportsの中にFootballは含まれている。設立間もない頃のNFLでは、公式戦は11月までで12月以降はエキシビジョン扱いされることもあったとか。現在のNFLは試合数が増えまくった結果として2月まで延々ゲームを続けているので何となくfootballも冬のスポーツというイメージになってしまっているが、あくまで秋が本番だ。
 従ってhighschoolのfootballもその大半は11月まで。プレイオフの関連で12月まで突入する事例もあるが、それでも12月前半までにはほとんど終了するのが通例のようだ。そのため早いところでは早々に州チャンピオンが決まったところも出てきた。single wingを使っているチームの成績がどうなっているかについてはThe Single-Wing Sentinelのこちら"http://swsentinel.blogspot.com/2007/11/2007-playoff-update.html"にまとめているので、参照してみよう。
 既に優勝の決まったチームが3つ出ている。最も早かったのがアラスカ州のJuneau-Douglas Crimson Bears。10月20日のPalmer戦に23-13で勝利し、トータル11戦全勝で優勝を決めた"http://www.juneauempire.com/stories/102207/spo_20071022020.shtml"。やたらと決まる時期が早いのはシーズン開始が9月ではなく8月だったため。アラスカならではのスケジュールだろう。この3年間で2度目の優勝だという。
 Akron Ramsも11月24日にLimonを46-14で打ち破り、コロラド州1Aリーグのチャンピオンになった"http://www.denverpost.com/preps/ci_7551124"。こちらも13戦全勝とパーフェクトシーズン。開幕戦の4点差を除くと、後は14点差以上をつけた圧勝の繰り返しである。プレイオフも含めて総得点535に対し総失点は52。冗談みたいな展開だが、highschoolではあり得ない話ではない。ちなみにAkronはこれで2年連続のチャンピオンだ。
 ミシガン州ディヴィジョン5では11月24日にMenominee MaroonsがJackson Lumen Christiを21-7で破り、2年連続のチャンピオンになった"http://www.miningjournal.net/page/content.detail/id/502066.html?nav=5010"。しかも2年連続で14戦全勝、公式戦28連勝だ。Menomineeについては2006年の試合映像がYouTubeで見られる"http://www.youtube.com/profile_videos?user=upfootball"ので、single wingがどのようなものかをこれで確認するのもいいかもしれない。
 single wingチームというわけではないが、オフェンスの中にsingle wingも織り交ぜているのがOrrick Bearcatsだ。やはり11月24日のミズーリ州クラス1の決勝でThayerを20-8で倒した"http://www.kansascity.com/696/story/375632.html"。Orrickもまたシーズン14戦全勝。総得点612、総失点157とやはり圧倒的な記録をたたき出している。

 Direct Snap"http://www.directsnapfootball.com/?p=6"によると2006シーズンで州チャンピオンになったsingle wingチームは3つあったそうだが、今年は既にその数字に並んだうえに、さらにプレイオフを戦っているチームがいくつも残っている。中でも目立つのがヴァージニア州。ディヴィジョン1のColonial Beach Drifters、ディヴィジョン2のKing William Cavaliers、ディヴィジョン5のStone Bridge Bulldogsの3チームがいずれも準決勝まで進んだ。ヴァージニアにはディヴィジョン2にGiles Spartansという1970年代からsingle wingに取り組んでいたチームもあり、single wingではどうも「先進地」になっているようだ。
 ウエストヴァージニア州にもsingle wingで生き残っているJames Monroe Mavericksがいる"http://www.herald-dispatch.com/homepage/x1630852463"。彼らは11月30日にクラスAAのチャンピオンシップをかけてBluefield Beaversと勝負をする予定だ。James Monroeの今シーズン唯一の敗北はBluefield相手であり、いわばリベンジを狙ったゲームということになる。他にフロリダ州6AリーグでApopka Blue Dartersがリージョナル・ファイナルまで、カリフォルニア州でもColton Yellowjacketsが生き延びて地区準決勝まで進んでいる。
 米国の高校でsingle wingを使っているチームは50から100あるという"http://www.usatoday.com/sports/2007-10-24-3627348777_x.htm"。そのうち3つしか州チャンピオンになれないのではあまり効率が良くないと思うかもしれないが、それは米国にあるhighschool footballのチーム数を知らないから言えることだ。オハイオ州だけで700を超えるチームが存在し、それが6つのディヴィジョンでそれぞれ州チャンピオンを目指して試合をしている。single wingチームの戦績は、そうした実態を踏まえるなら決して悪いものではない。
 single wingが圧倒的に少数派であることは事実。しかしアメフトのように準備が重要なスポーツでは(相手が対処しにくいため)むしろこの点がアドバンテージになる。最近はネット上にsingle wingをテーマとした掲示板"http://forums.delphiforums.com/SingleWing"もできており、相互に情報を交換しやすくなっている模様。少しでも有利さを求めるコーチが集まってくれば、今後さらにsingle wingチームが増える可能性もあるかもしれない。

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