NFL week11

 NFLは第11週が終わったのだが、それにしても今週のNew Englandの試合は何なんだ。ゲーム開始から7ドライブ連続TDなんてまるでTVゲームの世界。Mossが前半だけで4TDというのを見た時点でゲームとしての面白さはもうなくなってしまったと考えるべきなのだろう。
 あまりに一方的な試合だったのでNew Englandのスタッツを分析するのも馬鹿馬鹿しく思えるのだが、一応やっておこう。Bradyのパスはいつものように前半投げまくり、後半は効率重視。ディープが7試投5成功136ヤードと順調だ。前半のターゲットはMoss(10回中8成功112ヤード)とWelker(7回中6成功54ヤード)で、要するにいつもの面子。トータルでもこの2人に5割以上のパス(Moss13回、Welker8回)を放っている。ディープではMossが3回中2成功60ヤードだった。
 ランではMaroneyとFaulkが途中で壊れる非常事態になったが、後を継いだEvansが後半8回54ヤードを稼ぐ大活躍。彼とEckelはそれぞれ10ヤード以上のランを1回記録し、10ヤード以上がゼロ、0ヤード以下2回と冴えなかったMaroneyよりよほど活躍してしまった。とはいえ次週以降まで考えるとMaroneyとFaulkの怪我の度合いは気になるところ。
 Buffaloの方はとにかくプレイ回数が少なかった。Losmanは前後半とも13回ずつしかパスを投げることができず。ディープで6試投3成功82ヤードを取られたのは今年のディフェンスからすると少々不満だが、Parrishへの47ヤードを除けば大した距離は取られていないのでまあ合格点だろう。Reedを8回中3成功44ヤード、Evansを7回中4成功40ヤードと両WRにほとんど仕事をさせなかったのも評価できる。
 最も不安視されていたランディフェンスもこの試合はOK。Losmanのスクランブルで2回10ヤード以上稼がれたものの、RBたちはほぼ完全に抑えた。特にThomasは0ヤード以下が11キャリー中2回。Lynchがいればこう簡単にはいかなかっただろうが、結果オーライである。
 怪我人を山ほど抱えるBuffalo相手に相変わらず容赦のないプレイを展開したようだが、Reiss' Pieces"http://www.boston.com/sports/football/patriots/reiss_pieces/"によるとBelichickは試合後に「なぜリードした後半にgo for itをするのか」について説明したそうだ。「単に点を積み重ねるより、相手にオフェンスを止める機会を与える方がいい」のだとか。本音はおそらく、3点を取るよりgo for itに成功してオフェンスによる時間潰しを続ける方が望ましいというものだろう。
 実際、New Englandがリードした後半に相手陣でgo for itをするのは昔からやっていること。特にこの3年ほどはその機会が多く、2005年の4th downは17回中13回成功、06年は20回中16回成功、そして今年は現時点で14回中10回成功である。僅差の試合なら3点も重要だろうが、ある程度点差がつくと3点より時間潰しを続ける方が価値が高い、と見ているのではないか。

 New Englandのゲームもアレだったが、現状ではシーズンの面白さもなくなりかねない。Indianapolisはまたもsloppyな試合をした挙句ようやく勝利。Vinatieriはこの3試合で5つくらいFGを外しているし、ManningはFootball Outsiders"http://www.footballoutsiders.com/"のDVOAによると新人の年以来となる2週以上連続のマイナスDVOAを記録した。もっと驚きなのはJetsに負けたPittsburgh。Roethlisbergerは200ヤード取れず、Parkerは21キャリーで52ヤード。AFC3強の言葉が虚しく響く。
 パワーランキングもかなり変化した。NBCのFan Power Rankingsによると2位にはGreen Bay、3位にはDallasが入り、Indyは4位。Pittsburghに至ってはJacksonville、Tennessee、Cleveland、Giantsの後塵を拝する9位だ。いくら何でもClevelandより下ってことはないと思うが、それだけJetsに負けたことが悪い印象を持たれたのだろう。ほんの2週間前まで「今度はAFCCSで再び2強がぶつかる」とか「パーフェクトシーズンを防ぐ最大の期待はPittsにかかっている」などと盛り上げる声が多かったのに、そうした意見もあまり聞こえなくなった。リーグにとっては望ましくない傾向だ。
 もちろん、Indyの怪我人が戻ってくれば状況が変わる可能性はある。New EnglandだってRBの怪我が重なるようだとこれまでのようにはいかないかもしれない。とはいえ、今の時点では先行き盛り下がる懸念が強まっているのは否定できない。

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