C・クロファードの報告 12

 ヘイ、セニョリータ。まだ生きてるぜ。


 皇弟殿下オーストリアのカール大公の司令部
 ノルトリンゲン、1796年8月5日
 閣下、
 本日午後、敵がキルヒハイム近くにあるリヒテンシュタイン公ヨハン麾下の前哨線を攻撃したことを閣下に謹んでお知らせします。しかし彼らは撃退され、200人以上が捕虜になり多くの死者を戦場に残しました。
 軍の全体的な配置は昨日と同じままにとどまっています。
 敬具
 C・クロファード
 追伸。ヴァルテンスレーベン将軍がフォルヒハイムへ行軍する際に残したクライ将軍が、バンベルク近くのスクーテンで敵に対しかなりの優勢を得たとの情報がこの瞬間に届きました。しかし殿下はまだこの戦闘に関する詳細は受け取っていません。
A Collection of State Papers Relative to the War Against France "http://books.google.com/books?id=OZ4BAAAAMAAJ" p70

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