昨日 に続き、AIがらみの話。ただし今回は昨日のような浮世離れした話よりはもう少し地に足の着いた問題で、Noah SmithがAIによる「自動化」の影響についてエントリーを上げ、それにPeter Turchinが疑問を呈した件を取り上げよう。ここで問題になっているのは自動化が人々から仕事を奪うのではないかという話であり、前にちょっと言及した
Acemogluの問題意識 に近い。終末論よりは真面目に取り上げる意味はあるだろう。
Smithの
Nobody knows how many jobs will "be automated" は「テクノ楽観主義者」(by Turchin)によるAcemoglu的懸念への反論、と見ればいいだろう。彼はまず冒頭で、AIによって仕事が奪われる可能性について足元のメディアがいかに不安をかき立てるような報じ方をしているかについて指摘。そうした話は別に直近になって登場したものではなく2010年代中ごろから存在していたことを、いくつか事例を挙げて説明している。
しかし彼はそうした懸念については懐疑的だ。その証拠として示されているのが、1980年代末からの米国における「働き盛り」の就業率の推移だ。景気の低迷があると25歳から54歳の就業率は下がっているが、景気が持ち直せばそれらは再び上向き、足元では歴史的にみて高い位置(80%超)を維持している。数年前に労働者の仕事が奪われると言われたにもかかわらず、現時点でこの水準にあるということは、本当はそんなに悪影響はないんじゃないか、という理屈だ。
そのうえでSmithはより大きな問題として、特に2010年代に行なわれたこの手の「仕事をAIに奪われる」研究がはらむ問題点を指摘している。要するに仕事に与える影響についての測定がかなり主観的だったようだ。仕事の「自動化」についてきちんと定義せず、対象となっている仕事の詳細も知らない研究者が、曖昧な推測を基に出した数字が「何%の仕事が失われる」報道の論拠になっていたわけで、果たしてそんなに懸念を抱くべき研究だったのかどうかをまず問うている。
実は最近の研究はそうした手法上の問題を克服し、より客観的と思われる測定法を使っているという。問題はそうした研究の結果として出てきたより地味な結論が、なぜかメディアに載ると危機を煽るような内容に化けてしまう点。例えばゴールドマンの研究によれば生成型AIは「雇用の7%を代替し、63%を補完し、そして30%には影響を及ぼさない」と見られるが、一部の報道では全然違う数字が出てきたりする。もちろんきちんと報じている例もあるのだが、研究の進展に報道がついていっていない面があるのは否定できない。
AIがどのように仕事に影響するかについて知りたいのは分かるが、真実はまだ誰にも分からないし、エコノミストは知っているふりを拒否することが仕事だ、とSmithは書いている。こうした研究と報道との関係に関する彼の指摘はおそらく事実なんだろう。だからこのエントリーの見出しも「誰にも分からない」となっている。字面通りに受け止めるなら、Smithは楽観主義を述べているわけではなく、根拠の乏しい悲観主義を批判しているだけ、とも読める。
ではなぜTurchinはこの件に関する
一連のツイート で、Smithを楽観主義者と断じたのか。実は研究や報道の客観性とは全然関係ない部分、つまりSmithが文中で挙げたグラフが論拠となっている。彼の描いた25~54歳を対象とする就業率のグラフに対し、Turchinはまず
年齢を16歳以上にすると違うグラフが現れる と指摘。2000年頃は64%に達していた就業率が、足元では60%まで低下していると指摘している。
続いて記しているのが
女性を除いた男性の就業率 。こちらはさらに明確な長期低落傾向を示しており、1950年代に85%近い数字だったのが足元では65%ちょっとにとどまっている。この傾向は
年齢を25~54歳に絞っても同じ で、1960年代には95%近くに達していたのが、足元ではCovid-19からの回復後の時点で86%くらいになっている。これがすべて自動化の結果だというつもりはないがSmithの議論の一部を破壊するものではある、というのがTurchinの結論だ。
まずこの主張に対する感想として、16歳以上の数値については社会全体の高齢化が進むと就業率が下がりそうな気がする点が問題に見える。実際、
米国では特に2010年以降に高齢化率が大きく上昇している わけで、2000年以降に16歳以上の就業率が頭打ちから右肩下がりになった状況についてはあまり自動化とは関係なさそう。というわけでこの部分についてのTurchinの指摘はそれほど適切とは思えない。
一方、働き盛りの男性の就業率が長期低落傾向にある点は見逃せない。こちらは高齢化は関係ないし、景気変動に合わせて上げ下げこそあるものの、基本的にピークがどんどん右肩下がりになっているのは否定できない。全体の数字で言えば高齢者や何より女性の有業率向上もあって働き手が増えているのは確かだが、かつて労働力の中心となっていた男性だけに絞り込むと米国の労働者がじわじわと追い詰められているように見えるのもまた事実である。
このツイートに対しては
Smithが反論している 。高齢化を自動化のせいにする理由はないし、男性のみが自動化の影響を受けて女性が受けないと考える理由もない、というのがその根拠だ。それに対しTurchinは、Smithの議論全体を否定するつもりはなく、もっと狭い議論をしていると返答。過去数十年にわたって自動化の影響を受けたのは製造業であり、そしてそこで働いている大半は男性であった。だから働き盛りの男性の就業率が大きく低下してきたのであり、従って自動化が仕事を奪うという議論に反対する証拠として就業率のデータを使うのは大いに問題がある、というのがTurchinの考えだ。
ここは「自動化」のどこに力点を置くかによって両者の見解が違ってきているところだろう。Smithが念頭に置いているのは間違いなく「AIで仕事を奪われるホワイトカラー」であるのに対し、Turchinは「ホワイトかブルーかを問わず自動化で仕事を奪われる現象全体」に話を持ってきている。焦点がずれているという点ではTurchinの議論は的外れに見えるが、一方でSmithも自動化というレンジの広い言葉をいささか安易に使っている印象はある。
逆にその「ずれ」を除けば両者の言い分はどちらも首肯できるものだと思う。Smithの言う通り、現在のAIが本当にホワイトカラーの仕事を奪うかどうかは不明だ。一方でTurchinが言う通り過去において「自動化」が製造業における人々(主に男性)の仕事を奪ってきたのもまた事実であろう。問題があるとしたら、仕事を奪われた男性が他の仕事へシフトするのに苦労しているように見える点。Smithは「代替ではなく補完」であれば安易に仕事が奪われるとは限らないと述べているが、20世紀中ごろからの数値を見る限り、少なくとも製造現場の自動化は補完ではなく代替であり、なおかつ仕事を奪われた男性のうち一部は新しい仕事を見つけ損ねている。
以前
こちら で少し触れたが、特に米国では働き盛りの男性による労働市場への参加比率がOECD諸国でも最低レベルに達しており、一方で働いている人の労働時間は、他の先進国が減っているのに米国では減っていない。機械に代替されない仕事をしている人は自分の仕事を他人とシェアすることなく抱え込み、逆にその能力に欠ける人が労働市場から完全に脱落しているように見えるのが米国の現状である。
エリート専門職が中間層の仕事を奪った結果として米国の仕事が砂時計型になった ことが、Turchinの指摘からも窺える。
以上で紹介は終わりだが、ここからは私の勝手な予想。AIが仕事を奪うかどうかについては分からないというのが現時点での誠実は答えなんだろうが、実際のところは奪うことになるんじゃないかと私は思っている。第1にこれまでも述べてきたように
現時点でのイノベーションは新たな市場を生み出すような発見、発明になっていない 。例えばスマホは他の娯楽などに使う可処分時間を奪い、そうした業種に携わってきた人の仕事を奪っただけに見えるし、AIも同じことをする可能性はある。
第2に米国でこれまで起きてきた流れを見る限り、AIの補完を受けたエリートが中間層(もしくは下層のエリート)からさらに仕事を奪うことになると思うからだ。どうも米国のエリートは仕事をシェアするつもりは欠片もないらしい点が、男性の就業率低下に現れている。元々の就業率が低かった女性は、産業のサービス化という女性向きの仕事へのシフトもあってそうした傾向からは逃れているし、AIの能力が大きく伸びてもすぐに男性ほどの影響は受けないんじゃないかと思うが、それにしても補完のはずがいつの間にか代替に変じてしまうのは、この数十年の米国を見てもいかにもありそうに思える。
もちろんこれは勝手な憶測にすぎない。実際はAIが新たな市場を作り上げ、そこで多くの人が仕事にありついて幸せに暮らしましたとさ、という展開だってあり得る。あるいは米国のエリートたちがやりすぎを反省し、今までよりも仕事のシェアに熱心になるかもしれないし、そうなると誰もが労働時間を削減しつつそれなりの収入を確保するという展開も考えられる。いずれにせよ、AIの実用化を経て仕事の在り様がどう変わるか、それが働き手にとってどんな意味を持つかについては、しばらく注目した方がいいと思う。
あと別件。進化論関連の書評で有名なサイトが
War and Peace and Warの書評 を始めていた。その世界では有名な学者が「進化歴史学の取り組み」として紹介していたので読んだらしい。正直、進化という切り口で論評されるとTurchinは辛いよなとか、そっちじゃなくてせめてAges of Discordの方を取り上げてほしかったとか、色々思うところはあるけれどとりあえずは楽しみに読むとしよう。
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コメント
シナリオとして、Aiが仕事を奪わない未来の状況はあり得そうにも思います。
真っ先に仕事がAIに置き換わると言われている、コールセンター業務の近未来について会話しました。
わたし:
ChatGPTさんみたいなLLM形式のAIをコールセンター業務で人間の代替として用いた場合、下記の問題が起こり得るのではないか?と考えます。
問題点1:LLMは丸暗記的な記憶ができない or 苦手
問題点2:LLMは過去の会話を「要約」として記憶するため、重要ではないとAIが判断した文言は要約の中で失われてしまうリスクが高い
問題点3:そういった状況でLLMであるChatGPTは「足りない情報を補足してユーザーの期待に応える」特性があるため、ユーザーとのコミュニケーションを重ねてる中で要約して失った情報を勝手に異なるように補足してしまう悪癖がある
問題点4:よってユーザーはAI(ChatGPT)と、問題点を解決するためにコミュニケーションを重ねているのに、AI側が勝手に解決する課題を書き換えて・勘違いしてユーザーに提示してしまい、役に立たねーじゃないか!と言われてしまうリスクがある。
このリスクは現実的にあり得ますか?
回答:
そのリスクは確かに現実的に存在します。現段階のAI(特にLLM形式のもの)は、完璧な人間の代替にはなり得ません。あなたが挙げた問題点はいくつかのシナリオで起こり得るでしょう。
問題点1: LLMは丸暗記的な記憶ができない or 苦手
→ これは正しいです。LLMは大量のデータからパターンを学習しますが、特定の情報を丸暗記することは得意ではありません。
問題点2: LLMは過去の会話を「要約」として記憶するため、重要ではないとAIが判断した文言は要約の中で失われてしまうリスクが高い
→ LLMは基本的には会話の履歴やコンテキストを理解し、それに基づいて回答を生成します。しかし、長期間にわたる会話履歴を正確に記憶することは難しいため、この問題が発生する可能性があります。
問題点3: 足りない情報を補足してユーザーの期待に応える特性があるため、要約して失った情報を勝手に異なるように補足してしまう悪癖がある
→ これも一部正しいです。LLMは不完全な情報に基づいて回答を生成することがあり、その結果、誤った情報や仮定が含まれることがあります。
問題点4: よってユーザーはAI(ChatGPT)と、問題点を解決するためにコミュニケーションを重ねているのに、AI側が勝手に解決する課題を書き換えて・勘違いしてユーザーに提示してしまい、役に立たねーじゃないか!と言われてしまうリスクがある。
→ これも現実的なリスクです。AIがユーザーの意図やニーズを正確に把握できない場合、不適切な回答や解決策を提供してしまうことがあります。
このようなリスクを考慮すると、コールセンター業務において、AIは人間の補助として使われるべきであり、完全な人間の代替として使われるべきではないと言えます。AIと人間が協力して働くことで、お互いの強みを活かしながら、より効果的で高品質なサービスを提供できるでしょう。例えば、以下のような方法が考えられます。
AIによる事前対応: AIは、顧客からの問い合わせを最初に受け取り、一般的な質問や簡単な問題に対応することができます。これにより、人間のオペレーターの負担が軽減され、より複雑な問題やエスカレーションが必要なケースに集中できます。
AIによる情報提供: AIは、オペレーターが対応する問題に関連する情報を素早く提供し、効率的な問題解決を支援することができます。例えば、FAQや製品情報、過去の顧客履歴などを即座にオペレーターに提示できます。
AIによるトレーニングとアフターケア: AIは、オペレーターのトレーニングを効率的に行うためのシミュレーションやケーススタディを提供できます。また、問い合わせ対応後に、顧客満足度調査やフォローアップを行うことも可能です。
データ分析と改善: AIは、コールセンターの運用データを分析し、パフォーマンスの改善点や効率化のための提案を行うことができます。これにより、サービス品質の向上や顧客満足度の向上につながります。
要するに、AIと人間が連携し、お互いの強みを活かすことで、コールセンター業務においても最大限の効果を発揮できると考えられます。ただし、AIのリスクや制約を理解し、適切な役割分担と監視が必要です。
わたし:
ChatGPTさんがビジネスで活用される現場を想定した場合
・フワッとした質問でも拡大的な解釈を加えて「ユーザー(質問者)が想定していなかった有益な情報を付加して」回答することできる
→ 結果的に、一時的に「AIすっげー!ChatGPTさんすっげー!人間いらなくね?という風潮が生まれる
→ しかしながらよくよくビジネスに照らしてみると「ChatGPTさんの提言って、ビジネス課題の根本的な問題とズレてるんじゃね?」と周りが気付き始める
→ 詰まるところ「正しく短いセンテンスでAIに質問を投げかけられるプロンプトエンジニア」の職が生まれるのと「経験者として人間の価値観でAIのアウトプットをチェックする職業」が生まれて、AIによる職業浸食と同時に新たなAIを使う職業が誕生する
詰まるところ人間の業務量は、AI導入前と後とで結果的にあまり変わらなくなる。
というシナリオの可能性、合理的分析、信憑性を評価して教えてください。
回答:
あなたが提示したシナリオは一部可能性があります。AIの導入により、従来の業務形態が変化し、新たな職業が誕生することが考えられます。ただし、人間の業務量がAI導入前後で結果的に変わらなくなるかどうかは、導入されるAIの種類や業務内容、企業の戦略などによって異なります。
以下に、あなたが示したシナリオに関する合理的分析と信憑性について考察してみます。
フワッとした質問でも拡大的な解釈を加えて有益な情報を付加して回答する能力:
AI(特にLLM)は、曖昧な質問に対しても、関連情報を提供することができます。これにより、一時的にAIの価値が高まることがあります。ただし、AIの回答が常に適切であるわけではなく、誤った解釈や推測を含むことがあります。
ビジネス課題とAIの回答のズレに気付く:
AIの提案がビジネス課題とズレていることに気付くことは十分あり得ます。AIは完璧ではなく、特定の業界や企業の文脈において最適な回答を提供できない場合があります。
新たなAIを使う職業の誕生:
AI技術の進歩に伴い、AIを適切に活用するための新しい職種が確かに生まれるでしょう。これらの職種は、AIと人間が協力して働くことで、より効果的な業務遂行を目指すものです。
人間の業務量が変わらないというシナリオ:
人間の業務量がAI導入前後で変わらないかどうかは一概には言えません。業務内容や企業の目的によって、AI導入によって人間の業務量が増える場合もあれば、減る場合もあります。
結論として、あなたが提案したシナリオは一定の可能性と信憑性がありますが、それが全てのビジネスや業務に当てはまるわけではありません。AIの導入は、業務の効率化や新たな価値創出に役立つ一方で、AIの導入には様々な課題が伴います。以下に、AI導入に関連する課題をいくつか挙げます。
AIの理解と活用法の習得:
AI技術を適切に活用するためには、企業や従業員がAIの仕組みや機能を理解し、その活用法を習得する必要があります。これには時間と労力がかかりますが、AIを最大限活用するためには欠かせないプロセスです。
データの質とプライバシー:
AIは大量のデータを必要としますが、データの質やプライバシー問題が重要な課題となります。適切なデータ管理とプライバシー保護が不可欠であり、これらを確保しながらAIを活用することが求められます。
人間の役割の再定義:
AIが導入されることで、従業員の役割や業務内容が変化します。企業は、従業員がAIと協働できるような新たな役割を定義し、必要なスキルや知識を習得できる環境を整えることが重要です。
倫理的な問題:
AIの導入には、倫理的な問題も伴います。AIが正確で公平な判断を下せるよう、バイアスのないアルゴリズムやデータセットを構築することが求められます。また、AIが意思決定に関与する場合、その透明性や説明責任も重要な課題となります。
これらの課題を克服し、AIと人間が協働することで、企業は効率化やイノベーションを促進し、競争力を高めることができます。ただし、AI導入の効果は業務内容や企業の目的によって異なり、人間の業務量が必ずしも変わらないとは限りません。そのため、企業はAI導入に際して状況に応じた戦略を立て、適切なリソース管理と労働力の再配分を行うことが重要です。
2023/04/16 URL 編集
そもそも顧客応対のような対人業務は内容よりも時間を費やすことに対価が払われていると思っているので、AIで業務を効率化したからといって簡単には人を減らせないんじゃないでしょうか。
代替が進むのは対人業務ではなく成果物を提供するタイプの分野、特に最近の生成型AIであればコンテンツ作成分野でしょう。
といっても最初はAIに下絵を描かせるとか、セミナーの内容を要約させるといった形で、個々のイラストレーターやライターにとっては業務の効率化につながると思います。
さらにはそれに関連してAIイラストの修正業務といった新しい仕事が生まれるかもしれません、というか既にそういう仕事を請け負う人が出てきています。
https://coconala.com/services/2508060
問題はこうした効率化の結果、優秀なイラストレーターやライターが今までできなかったほどの仕事量を同じ手間と時間でこなせるようになる点です。
発注側にとっては今まで物理的に無理だった作業を優秀なイラストレーターやライターに頼めるようになるわけで、当然そちらに仕事が集中するでしょう。
また優秀なイラストレーターやライターは同じ手間や時間で成果物を増やすことができるわけで、そうなると競争のために単価を下げる人間も出てくるでしょう。
極端なことを言えば、生産効率が倍になるなら半額で売っても売り上げは同じです。
これは発注側にとってもありがたいことで、優れた成果物が場合によってはより安価に手に入るわけで、彼らは当然そちらにシフトすると推測できます。
結果、優秀な面々はより多くの仕事にありつけるわけですが、その半面でさして優秀でない人々の仕事はなくなっていきます。
つまり今まで以上に勝者総取りの世界になり、生き残れるだけの力を持つ者がより豊かになる一方、それ以外の大多数は仕事がどんどん消えていくわけです。
これが私の想像する「補完から代替へ」の流れです。
個々人にとってAIはあくまで仕事の「補完」でしかありませんが、市場全体では多くの仕事がAIに「代替」されるわけです。
実際、かつては大量に雇われていた銀行の窓口業務用の事務職は、OA化という形の業務補完が始まった当初はまだ大勢いましたが、時とともにまずは子会社に転籍させられて給与を引き下げられ、さらにはそもそも仕事自体がなくなっていきました。
銀行の事務職という正規雇用で守られていた人々ですらそうなっていったのに、フリーも多いイラストレーターやライターが生き残り競争に巻き込まれないとはとても思えない、というのが個人的な感覚です。
逆にAIが仕事を生み出す可能性はないのでしょうか。
あり得るとしたら、生成型AIが作り出すイラストや文章について実は潜在的な需要がたくさんある場合でしょう。
需要は多いのに供給できる条件が整っていなかったような分野であれば、技術革新による効率化で供給が増えても増えた分だけ売れていくはずですし、場合によっては新しくライターやイラストレーターの仕事を始める人が出てくる可能性もあるでしょう。
でもこうした条件が、可処分時間を奪い合っている今のコンテンツ分野に当てはまるでしょうか?
AIが、例えば人手不足が深刻な運送業や建設業の仕事を補完してくれるなら、需要側にとっても供給側にとってもwin-winでしょう。
でも今の生成型AIが仕事を「補完」しようとしているのは、ただでさえ供給過剰感の強いコンテンツ分野です。
少なくとも現時点では、「補完」のはずが気づいたら「代替」になっていた、という展開の方が起きる可能性が高そうだと私は思っています。
あくまで個人的な予測にすぎませんが。
2023/04/17 URL 編集
まずは結論?として
Q1:
画像生成AIが将来において
・凡庸なイラストレーターの職を奪う確率
・凡庸なイラストレーターの職を奪えない確率
それぞれ、ざっくばらんでおおざっぱで良いので、どのくらいの確率・比率になると考えられますか?
A1:
将来の確率や比率を正確に予測することは非常に難しいですが、ざっくばらんな予測として以下のような比率が考えられます。
凡庸なイラストレーターの職を奪う確率: 60%
凡庸なイラストレーターの職を奪えない確率: 40%
この予測は、AI技術が急速に発展し続けるという前提のもとで考えられています。ただし、実際の確率はさまざまな要素が影響しますので、あくまで参考程度に考えてください。技術の進歩や市場状況、政策や規制の変化、人々の価値観や需要の変化など、未来の状況を予測するのは非常に困難です。
と、なりました。
前提として、イラストレーターの職種には「著作権への抵触」「パクりという風評」のリスクと、AI固有の「学習データから作品を生成する」がジレンマあることと
イラストというものが「ありふれた作品の価値は低い」「独自性やオリジナリティに価値がある」性質があり、それは「学習データが多いほど品質が高まる」AIの性質と「学習データが多いほどありふれた作品・独自性やオリジナリティが減少するリスク」のジレンマがあるのではないか?と考えました。
これらのジレンマについては、ChatGPTさんから打ち返されて、そんなことないよ、という結論に導かれました(^-^;
しかしながら、AIがイラストレーターの「代替」にならず「補完」に留まる可能性のあるシナリオもChatGPTさんから聞けたので、端折る部分もありますが問答をコピペします(^-^;
Q2:
商業ベースで画像生成AIによる高品質な画像を生成する試みは、著作権への抵触や「パクり」という風評が高まるリスク、そのジレンマがありますか?
そのジレンマを回避する方法はありますか?
A2:
商業ベースで画像生成AIによる高品質な画像を生成する試みには、著作権への抵触や「パクリ」という風評が高まるリスクが存在します。これは、AIが学習データの特徴やパターンを元に画像を生成するため、既存の作品と類似した画像が生成される可能性があるからです。しかし、このようなジレンマを回避する方法はいくつかあります。
著作権フリーの学習データを使用する: AIの学習データとして、著作権フリーの画像やパブリックドメインの画像を使用することで、著作権に関するリスクを軽減できます。
オリジナリティの高い画像生成: AIの生成手法やパラメータを調整して、オリジナリティの高い画像を生成できるようにすることが重要です。例えば、異なるスタイルやテーマの画像を組み合わせて新しい画像を生成する方法などが考えられます。
生成画像の確認と修正: AIによって生成された画像が他の既存の作品と類似していないかを確認し、必要に応じて手動で修正や再生成を行うことで、パクリという風評のリスクを低減できます。
フィードバックループの導入: 顧客や利用者からのフィードバックを受け取り、AIの学習や生成手法を改善することで、品質の向上とリスクの低減を図ることができます。
法的対策やリスク管理: 商業ベースで画像生成AIを使用する場合は、法的対策やリスク管理を十分に検討し、万が一のトラブルに備えることが重要です。これには、専門家と協力して契約書や利用規約を整備することも含まれます。
これらの方法を適切に組み合わせることで、商業ベースで画像生成AIによる高品質な画像を生成する試みにおけるジレンマを回避し、リスクを軽減できるでしょう。
Q3:
現時点で「高品質な萌えイラスト」を
・画像生成AI
・著名なイラストレーター
に依頼した場合について、下記リスクを十分に避けた条件において、どちらのコストパフォーマンスが優れていると考えられますか?
回避するリスク
・著作権への抵触
・「パクり」という風評
・過学習による弊害(AIが生成する場合)
A3:
現時点では、著作権への抵触や「パクリ」の風評、過学習による弊害を十分に回避した条件下で「高品質な萌えイラスト」を依頼する場合、著名なイラストレーターのコストパフォーマンスが優れていると考えられます。
理由は以下の通りです。
著作権と風評リスク: 著名なイラストレーターは、自分の作品が著作権法に基づいて保護されていることを理解しており、他人の作品を無断で使用することがないため、著作権への抵触や「パクリ」の風評リスクが低いです。
クオリティと独自性: 著名なイラストレーターは、その分野での専門知識や技術を持っており、高品質で独自性のある作品を提供できる可能性が高いです。
過学習による弊害: 人間のイラストレーターは、過学習という概念が存在しないため、過学習による弊害を心配する必要がありません。
一方で、画像生成AIは技術が進化し続けており、今後は著作権や風評リスクを避けつつ高品質なイラストを生成できる可能性があります。また、AIによる画像生成は、スケーラビリティや効率性に優れているため、将来的にはコストパフォーマンスが向上するかもしれません。
現状では、著名なイラストレーターがリスクを回避しつつ高品質な作品を提供できるため、コストパフォーマンスが優れているといえますが、技術進歩により将来的には状況が変わる可能性もあります。
Q4:
画像生成AIが著名なイラストレーターより、著作権と風評リスクを回避しつつコストパフォーマンスに優れた成果を出せるようになりそうなのは、ざっくばらん・ざっくりな予想として、何年後くらいと思われますか?
A4:
技術の進歩を正確に予測することは難しいですが、ざっくりとした予想として、画像生成AIが著名なイラストレーターよりも著作権と風評リスクを回避しつつコストパフォーマンスに優れた成果を出せるようになるまでに、おおよそ5年から10年程度かかる可能性があります。
この予測は、以下の要素を考慮しています。
AIの学習アルゴリズムやモデルの進化: GANやTransformerなどの技術が急速に発展しており、それに伴って画像生成AIの性能も向上しています。今後も技術革新が続くことが期待されます。
学習データの質と量の向上: インターネット上に公開されるデータが増え続けており、高品質で著作権フリーのデータも増加していくと予想されます。これにより、AIの学習データの質と量が向上し、性能が向上する可能性があります。
転移学習やアンサンブル学習の進化: これらの学習手法が発展し、少ないデータや特定のドメインにおいても高い性能を発揮できるようになることが期待されます。
ただし、技術の進歩や市場状況によっては、この予測が変わる可能性もあります。また、将来的にAIが人間のイラストレーターと同等のクオリティと独自性を持つ作品を生成できるようになっても、人間が持つ独特の感性や創造力によるアートの価値は依然として重要であると考えられます。
Q5:
画像生成AIが著名なイラストレーターより、著作権と風評リスクを回避しつつコストパフォーマンスに優れた成果を出せるようになりそうなのは、ざっくばらん・ざっくりな予想として、5~10年後くらいと予想をもらいました。
しかしながら、その5~10年間でイラストレーターは危機感を持ち、より「AIに負けない」画像を作り出す進化をするのではないか?と予想します。
その予想が正しい場合、5~10年後でもAIは人間のイラストレーターを越えられない状況は考えられますか?
A5:
その予想は十分に考えられるシナリオです。AIの技術が進化する一方で、イラストレーターたちも独自の技術やスタイルを磨き、より高品質な作品を生み出す努力を続けることが予想されます。
イラストレーターには、感性や創造性、独自の視点やアイデアを持っているという特徴があります。これらは現時点でAIが完全に再現することが難しい要素です。また、イラストレーターは顧客のニーズや好みに応じて、柔軟に作品を調整する能力があります。これもAIが追随し難い点の一つです。
しかし、AI技術は進化を続けており、将来的にはイラストレーターと競合できるレベルに達する可能性もあります。その時には、イラストレーターとAIが共存し、互いに補完しあう関係が生まれることも考えられます。例えば、イラストレーターが基本的なデザインを作成し、AIがそれをもとに複数のバリエーションを生成するなどです。
結局のところ、5~10年後にAIが人間のイラストレーターを越えられるかどうかは、技術の進化やイラストレーターの適応力にかかっています。今後の技術革新やイラストレーターの変化に注目していくことが重要です。
Q6;
AIは
・イラストレーター業務
において、どのような業務補助や支援、価値の増加・付加価値の付与が期待できますか?
A6:
AIはイラストレーター業務において、多くの面で補助や支援を提供し、価値の増加や付加価値の付与が期待できます。以下にいくつかの例を挙げます。
スケッチや下書きの生成: AIはイラストの初期段階であるスケッチや下書きを生成することができます。これにより、イラストレーターは短時間で多くのアイデアを試すことができます。
デザインのバリエーション生成: AIは、イラストレーターが作成した基本デザインをもとに、色や形状、スタイルなどのバリエーションを大量に生成することができます。これにより、イラストレーターは顧客の好みに合わせた最適なデザインを選びやすくなります。
時間短縮と効率化: AIは、背景や小物などの繊細で手間のかかる部分を自動生成することができます。これにより、イラストレーターはより効率的に作業に取り組むことができます。
参考画像の提案: AIは、イラストレーターが描きたいテーマに関連する参考画像を提案することができます。これにより、イラストレーターはインスピレーションを得やすくなります。
解析とフィードバック: AIは、イラスト作品を解析し、技術的な改善点や新たなアイデアを提案することができます。これにより、イラストレーターは自分の作品を客観的に評価し、成長することができます。
市場分析と需要予測: AIは、市場動向や人気のスタイルを分析し、イラストレーターに対して適切なデザインやテーマを提案することができます。これにより、イラストレーターは市場のニーズに応じた作品を作成しやすくなります。
これらの例からわかるように、AIはイラストレーター業務において様々な形で支援を提供し、価値を増加させることができます。AIとイラストレーターが協力し合うことで、より高品質で効率的なイラスト制作が実現できるでしょう。
Q7:
挙げて頂いたこれらの「AIによる支援」は、下記イラスレーターのどちらにより恩恵やメリットをもたらすと考えられますか?
・著名なイラストレーター
・凡庸なイラストレーター
A7:
AIによる支援は、著名なイラストレーターと凡庸なイラストレーターの両方に恩恵やメリットをもたらすことが考えられますが、それぞれのニーズや状況によって効果の大きさは異なります。
著名なイラストレーターにとっての恩恵:
時間の節約: 高いスキルを持つイラストレーターは、自分の時間をより重要な部分に集中させることができるようになります。
創造力の向上: AIによる参考画像の提案やデザインバリエーション生成などにより、新たなアイデアやスタイルを取り入れやすくなります。
市場分析と需要予測: すでに高い評価を受けている著名なイラストレーターは、市場のニーズに応じてさらに人気のある作品を生み出すことができます。
凡庸なイラストレーターにとっての恩恵:
スキルの向上: AIが提供するフィードバックや解析により、技術的な改善点を学ぶことができます。
インスピレーションの提供: 参考画像の提案やデザインバリエーション生成によって、凡庸なイラストレーターも新たなアイデアやスタイルを取り入れることができます。
効率の向上: スケッチや下書きの生成、背景や小物の自動生成などにより、作業時間が短縮され、効率的に作品を制作できるようになります。
要するに、AIによる支援は、著名なイラストレーターと凡庸なイラストレーターの両方に恩恵をもたらしますが、それぞれが得られるメリットは異なります。著名なイラストレーターは、より効率的に高品質な作品を生み出すことができるようになり、凡庸なイラストレーターは、スキルの向上や新たなアイデアの取り入れを通じて、自身の制作能力を向上させることができます。
Q8:
AIが「著名なイラストレーター」「凡庸なイラストレーター」それぞれに可能な恩恵を与えたとき、それぞれの収入格差は
・縮まる
・変わらない
・拡大する
どれになると考えられますか?
A8:
AIがイラスト業界に与える影響は予測が難しいですが、一般的な考え方として、AIが「著名なイラストレーター」と「凡庸なイラストレーター」に恩恵をもたらす場合、以下のようなシナリオが考えられます。
収入格差が縮まる:
AIによる支援が凡庸なイラストレーターのスキルや作品の質を向上させることで、彼らの収入も向上し、格差が縮まる可能性があります。また、AIの普及により、イラストレーター全体の業務効率が向上し、市場全体の収入が増加する可能性もあります。
収入格差が変わらない:
AIによる支援が両者に同等の恩恵をもたらす場合、収入格差は現状維持される可能性があります。著名なイラストレーターも凡庸なイラストレーターも、それぞれがAIを活用して効率や品質を向上させることで、収入が一定の割合で増加すると想定できます。
収入格差が拡大する:
AIの活用によって著名なイラストレーターがさらに高品質な作品を生み出し、より高い収入を得る一方で、凡庸なイラストレーターはAIによって生み出される高品質な作品に対抗しきれず、収入が伸び悩む可能性があります。この場合、収入格差が拡大することになります。
結論として、AIの導入が収入格差にどのような影響を与えるかは、多くの要因が絡んでいるため予測が難しいです。技術の進歩や市場状況、個々のイラストレーターのAIへの適応力など、さまざまな要素が収入格差に影響を与えることになります。
Q9:
ざっくばらん、おおざっぱでかまわないので、先に挙げたシナリオの1,2,3で、起こり得る可能性が高い順に並べ、その理由を教えてください。
A9:
起こり得る可能性が高い順に並べると、以下のようになると考えられます。
収入格差が変わらない
収入格差が縮まる
収入格差が拡大する
理由:
収入格差が変わらない:
AIの導入により、イラストレーター全体が効率や品質の向上を享受できるため、全体的な収入の伸びには一定のバランスが保たれる可能性が高いと思われます。しかし、個々のイラストレーターのスキルやAIへの適応力によって、収入の変化は異なるでしょう。
収入格差が縮まる:
凡庸なイラストレーターは、AIによる支援で自身のスキルや作品の質を向上させることができるため、収入が増加する可能性があります。また、市場全体での効率向上により、イラストレーター全体の収入が増加することで格差が縮まる可能性も考えられます。
収入格差が拡大する:
このシナリオは、AIが著名なイラストレーターにより大きな利益をもたらす一方で、凡庸なイラストレーターにはそれほど大きな恩恵がない場合に起こります。しかし、AI技術は普及しており、多くのイラストレーターがAIの恩恵を受けられると考えられるため、このシナリオは起こりにくいと予想されます。
ただし、これらのシナリオはあくまで一般的な考え方であり、実際の状況は技術の進歩や市場状況、個々のイラストレーターの適応力などさまざまな要素が影響するため、予測が難しいことに留意してください。
Q10:
AIが凡庸なイラストレーターの職を奪わないシナリオは将来においてあり得るということでしょうか?
A10:
将来において、AIが凡庸なイラストレーターの職を奪わないシナリオもあり得ます。以下に、そのようなシナリオが実現する可能性がある理由をいくつか挙げます。
AIと人間の共同作業が主流になる:
イラストレーターがAIを活用し、より効率的に高品質な作品を作成できるようになる可能性があります。この場合、AIはイラストレーターを補完するツールとして機能し、職を奪うのではなく協力して仕事を行う形になります。
市場のニーズの多様化:
AIが一部のニーズを満たすことができても、市場全体のニーズは多様であり続けるでしょう。個々のクライアントが求める独自のスタイルや表現を提供できるイラストレーターは、引き続き需要があると考えられます。
AIへの抵抗感や倫理的懸念:
一部の人々は、AIによるクリエイティブな作品に対して抵抗感や倫理的懸念を持つことがあります。そのため、人間による手描きの作品に価値を見いだす人々が存在し続けることが考えられます。
ただし、これらのシナリオはあくまで一つの考え方であり、実際の状況は技術の進歩や市場状況などさまざまな要素が影響するため、予測が難しいことに留意してください。AI技術の発展によって、今後のイラストレーターの仕事の在り方が変わることは確実ですが、それがどのような形になるかは未知数です。
この後に、先に挙げたQ1を質問し、A1の回答を得ました。
イラストという「嗜好性」が効くジャンルにおいては、要は完成作品が「好ましいか」「好ましくないか」のジャッジにおいて人間の方が人間の嗜好性を理解・共感できるゆえに有利であり、そのことが一定レベルのイラストレーターはAIに代替されないかもしれない、そういうシナリオの余地を残しているように感じます。
2023/04/19 URL 編集
イラストが誰かに好ましいと思われるかどうかではなく、発注側がそれにいくら金を出すかという点です。
多様なニーズがあるというのが単に「好みが多様」という意味である場合、それは仕事を代替しない論拠にはなりません。
多様なイラストに少なくとも食っていけるだけの金を払う人がそれぞれ存在していなければ仕事にはならないのですが、ChatGPTの回答はそのあたり曖昧ですね。
というかネット上で出回っている言説がそのあたりを曖昧にしているものばかり、ということなんでしょう。
一般的なエコノミストがそういう言い回しをしているとか、あるいはAIを売り込みたい側がそうした説明をしている面もあるでしょうし、そもそもそんな予想はできないので現状で説明できる範囲(個人の作業を補完する)にとどめているといったあたりが理由な気がします。
もちろんAcemogluのようにそこに疑問を呈している人もいますが、まだ少数派なのかもしれません。
ちなみに「AIと人間の共同作業」という部分は補完から代替へと移行する可能性を否定する理由にはならないと思いますし、「AIへの抵抗感や倫理的懸念」は少数であっても抵抗感のない発注側がいればその段階で意味はなくなります(人間にとっての市場がそれだけ小さくなるので)。
全体としてChatGPTが依拠しているネットの議論は、AIを売り込みたい、あるいはAIにいっちょ噛みして儲けたい面々の主張を反映している度合いが高いように思えます。
2023/04/19 URL 編集