1794年戦役はまた1回休み。
米国防総省の分析によると、ロシア軍は以前の失敗に鑑みて増強と補給路の確保を進めつつ、ドネツク南西部とイジューム南部で限定的な攻撃をしているそうだ。現在、彼らがウクライナ国内に投入している戦力は78個大隊戦術群。といっても侵攻前にロシア軍が集結させた戦力(人員・装備)のうち、残っているのは75%だそうで、2ヶ月経たないうちに戦力の4分の1がどこかに消えていることになる。「大砲は80%、航空機やヘリも大半が使用可能」とあるので、損害の多くは前線部隊(歩兵と戦車あたり)に集中していることが分かる。
ISMはロシア側の動きについて、まるでプーチンがロシアの勝利を5月9日に宣言するために作戦を急がせているかのようだ、と指摘している。だが急ぎすぎた動きが軍事的には失敗をもたらす可能性があるのはすでにキーウの戦いで経験しているはず。
攻勢開始前のツイートだが、ロシア軍の兵力は400~500キロメートルの戦線を維持し、同時に攻撃に出るには少なすぎるはずで、米側の想定よりロシア軍が多いか、ウクライナ軍が弱いか、さもなくばロシア軍はしばらくは前進できるがやがて兵力が枯渇する、と述べている向きもある。過去の戦闘で
ロシア軍のいくつかの部隊が甚大な損害を被っていたことを考えると、そうそう容易に攻撃に出られると思えないのも当然だろう。
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