NFL21 week18

 NFLはレギュラーシーズン最終週が終わった。最後のプレイオフ争い、NFCでは49ersがOTの末に僅差でRamsを下して自力でプレイオフを決定。Saintsも勝ったのだが、残念ながら届かない結果に終わった。49ersは第6シードに入り、土曜日に既に勝利を収めていたCowboys(第3シード)と来週のWildcard Playoffでぶつかることになる。
 NFC全体1位のPackersはMVP有力候補のRodgersが前半で引っ込み、後半はLoveが出場。ゲームとしてはLionsが勝利して3勝目をゲットした。BuccaneersはPanthersに圧勝して第2シードを決め、来週はEaglesと対戦。最終戦で負けたRamsだったが、一方でCardinalsも負けたため地区優勝は確保。第4シードとして次はそのCardinalsと対戦することになった。
 よりややこしいのがAFC。まず勝ちさえすればプレイオフだったColtsがまさかのJaguars相手に惨敗。WentzのQBRは4.4と残念極まりない数字で、逆にLawrenceは63.8と合格点だった。1巡ドラフト権を譲り渡してまでWentzにプレイをさせ続けたColtsが脱落した一方、彼をトレードに出して3つ目の1巡指名権を得たEaglesの方がプレイオフを決めたわけで、実に皮肉な結果となっている。
 シード権上位争いでは、BengalsのBurrowが大事を取って試合を欠場。控えのBrandon Allenが同じく控えのKeenum先発となったBrownsを相手に敗北を喫したものの、残るTitansとChiefsは相手に食い下がられながらも勝利をつかみ、前者が第1シード、後者が第2シードとなった。
 BillsはJetsを簡単に下して地区優勝を決定した。といっても競争相手だったPatriotsがDolphins相手に敗北しているので、勝てなかったとしても優勝は確保できていた格好。Billsは第3シードにまで位置を上げ、Bengalsが第4シードとなった。もちろん、第2~第4シードまではそれほど順番の違いに意味はない。
 Jacksonが今週も休んだRavensだったが、Steelersを相手にOTにもつれ込むところまでは粘った。ただし最終的にはSteelersがかろうじて振り切り、第7シードへの滑り込みを決めて来週にはChiefsと試合をすることになった。そして最後のナイトゲームもかなりもつれる展開となったが、最後はRaidersが勝利。Chargersが肝心なところで際どい試合を落とすのはもはや伝統芸と化しつつある。Raidersが第5シードでBengalsと、PatriotsがBillsと対戦するという形で、ようやくプレイオフの態勢が固まった。
 それにしてもこれまでにも触れてきた流れは変わらず、最終週になっても引き続きQBの怪我が目立つ。BrownsのMayfieldは肩の手術が必要という理由で欠場しており、Glennonまで怪我をしたGiantsでは、今週はJake Frommが先発して負けていた
 プレイオフがかかった試合だったSaintsではHillが前半に左足を負傷して退場。Siemianが後を引き継いでどうにか勝利はしたが、プレイオフにとどかなかったのは上に述べた通り。Broncosも予想通りLockが先発している。Bridgewaterは今シーズン2回の脳震盪を経験したが、まだ引退するつもりはないと報じられている
 プレイオフへの生き残りが決まった一方、それ以外のチームのドラフト順位も決定。Jaguarsが2年連続の全体1位になったほか、Giantsが5位と7位、Jetsが4位と10位と、NYのチームが1巡上位を2つもゲットした。これでQB豊作と言われている年なら大儲けだったのだろうが、来年そうでない点はNY在住のNFLファンにとっては残念なところだろう。1巡3つ持っているEaglesは、残念ながらDolphinsもColtsも勝ち越しているため、中位以下の指名順になる。
 記録としてはBradyがキャリア2回目のシーズン5000ヤードパスを成し遂げたことが話題になっていた。もちろん最高齢記録だ。一方でBuccaneersはAntonio Brownを正式に解雇。彼はFAとなったが、1月18日に手術を受けるという報道もあり、今シーズンはもうプレイはしないのだろう。
 ゲーム以外だと2年にわたってFootball Teamと称してきたWashingtonが、2月2日に新しい愛称を発表するそうだ。WFTってのも面白い表記だったのだが、ここでまた普通の愛称に戻ることになる。個人的には以前の愛称と同じく、非動物系の名前を選んでもらいたいと思っているが、さてどうなることやら。

 最終成績が固まったところで、これまた例年通りに「今シーズン幸運だったチーム、不運だったチーム」を紹介したい。安直にPythagenpatを使った方法を採用すると、ツキの働き具合は以下のようになる(プラスほど幸運)。

Raiders +0.192
Steelers +0.154
Falcons +0.142
Packers +0.140
Titans +0.098
Dolphins +0.086
Football Team +0.074
Rams +0.069
Buccaneers +0.035
Chiefs +0.030
Bears +0.019
Jets +0.018
Cardinals +0.015
Browns +0.010
Texans +0.009
Giants +0.004
Chargers +0.007
Jaguars -0.005
49ers -0.013
Ravens -0.021
Saints -0.023
Vikings -0.028
Panthers -0.032
Cowboys -0.037
Bengals -0.043
Eagles -0.064
Lions -0.073
Colts -0.107
Broncos -0.113
Seahawks -0.138
Bills -0.145
Patriots -0.161

 プレイオフチームの中で何より幸運だったのはRaidersであり、Steelersだ。どちらも得失点差でマイナスなのにプレイオフにたどり着いたわけで、かなりのラッキーと言えるだろう。Packers及びTitansという両カンファレンス第1シードも上位に顔を出しており、Ramsも幸運な側に入れていい。ただし昨年に続いてツキに恵まれていたと言えるのはTitansとRaidersくらいで、昨シーズン幸運な方に顔を出していたBrownsやChiefsは今年はそれほどでもなかったと言える。
 幸運な方に顔を出しているのにプレイオフに届かなかったFalcons、Dolphins、Football Teamあたりは、来シーズンはよほどきちんとチーム力を強化しないと厳しいことになりそう。9番手のBucs以降はPythagenpatと実際の勝率との差がそれほど大きいわけではないので、そこまでツキの要素を気にする必要はなさそうに見える。
 逆に不運な方の代表例はAFC東のプレイオフ2チーム。この両チームはPythagenpat通りならPatriotsが4試合に3つ、Billsに至っては5試合に4つは勝てていた計算であり、実際の勝率を見る限りどちらも不幸だったと言える。逆に言えば彼らは来シーズンもこのまま活躍できる可能性が高い。同じく6割超の勝率が期待できたColts、5割を超えられたはずのSeahawksあたりも、普通に平均へと回帰すれば、来シーズンはプレイオフに戻ってくる可能性がありそうだ。
 Eaglesは不運でもなおかつプレイオフにたどり着けたのだから、実力は結構あるんだろう。再建期と思われていたシーズンの成績だと考えれば十分な水準だ。Lionsも不運なチームに入っているが、彼らの場合はPythagenpatでも大幅負け越しレベルであり、かなり本気でチーム再建にかからなければならないはず。それも含め、得失点差がマイナス100未満のチームは色々と直さなければならないところが多々あると考えてよさそうだ。
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