フルーリュス史料 2

 フルーリュスの戦いに関する史料の2回目。今回はシャンピオネ師団のところへ増援に送り込まれた騎兵師団指揮官のデュボワによるフェランへの手紙と報告書。

 デュボワから、北方軍右翼各師団を指揮するフェランへ
 収穫月8日(おそらく収穫月9月、6月27日)
「親愛なる戦友よ、昨日あったことを急いで伝えたい。敵は3つの縦隊で我々を3つの異なる地点で攻撃してきた。彼らはシャルルロワの陥落を知らず、どうしてもこの地を解放しようと望んでいた。彼らは既に左翼縦隊を突破してマルシエンヌ=オー=ポンに到達したが、この地の大砲が全て彼らに向けて散弾を発しているのを見てとても驚いていた。
 敵は損害を出して撃退された。戦いは午前4時に始まり、私がその一部を構成していた中央縦隊は陣地を失うことなく戦った。
 敵は戦力を右翼へ差し向けており、ジュールダン将軍は私の戦力をこの方面に運ぶよう命じた。フルーリュスの平野に到着したところ、騎兵の巨大な縦隊が並んでいるのが見えた。我々も自分たちの兵を平野に配置した。我々の行軍を見た敵はあらゆる砲列から砲撃してきた。
 50門以上の大砲が我々を狙っていた。これほど執拗な戦いを見たことは決してなかった。シャンピオネ将軍指揮下の歩兵師団は既に退却しており、私のみがこの嵐を支えるため騎兵3個連隊とともに平野にとどまっていた。ジュールダンが戦場に来て、歩兵の混乱に気づき、私に突撃を命じた。私は即座にこの命令を実行した。敵は既に壊走していたが、峡谷の背後においていた予備が我々の成功を食い止めた。2個連隊が引き返し、我々をそこに取り残した。幸運にも騎兵1個連隊が到着し私を危険から救い出した。私は敵1個中隊の中に囲まれ、これら奴隷たちのうち3人が私の襟元を捕まえていた。私がどうやって自分自身を守っていたか、想像できるだろう。共和国の神が私を守っており、私はかすり傷も負わずに窮地を脱した。ジュールダンがこの出来事の目撃者だ。
 私は手持ちの札を失っていなかった。もし後退すれば軍が危険に晒されると見て取った私は、即座に3人のラッパ手を伴い、あらゆる場所に行って集結の合図を鳴らした。大いに苦労したがそれは成功した。それから私はいくつかの大砲とともに行軍し、敵を退却させた。この地で私は敵を1リーグ以上追撃し、そこで戦線を敷いて敵の前にとどまった。歩兵が再編し砲兵が布陣するのを助けたことに、私は満足した。
 私は戦場を完全に支配した後の夜10時まで、そこから去らなかった。
 私は最良の秩序を保って退却し、11時に布陣するため戻ってきた。
 友よ、戦機が我々に側にあったことは理解できるだろう。私にとって不運だったのは、私が疲労困憊し同じ活力を続けることができないのを恐れていた点だ。食事も水も取らないまま午前3時から午後10時まで馬上にとどまることが少しばかり大変な点にあなたは同意するだろう。祖国の救出がかかっているという考えのみが、私を支え私に力をくれた。
 このニュースを勇敢なピシュグリュ将軍と共有してほしい。2日前、私は彼から最も鼓舞される手紙を受け取った。あなたのためには数ポンドのコーヒーと砂糖を見つけた。もし可能ならあなたはそれをすぐ受け取ることができるだろう。友人のために何か役立つことができるのは、私にとって申し分のないことだ。
 私は秘密任務に使うためアッシニア紙幣で600リーブルを、正金で200リーブルを受け取った。大いに役立つよう使うことを確信してほしい。
 あなたのホストとホスト夫人、友人であるファヴローとコリニーを忘れることなく、あなたに関するあらゆる人々に多くを伝えてほしい、もしローラン派遣議員が戻っているのなら、私のことを思い出させたうえで、彼の息子がシャルルロワの攻囲で、勇敢であるのと同じくらい大胆に榴弾と砲丸の前にいたと告げてほしい。
 あなたに心からの、あなたの永遠に親愛なる友人からの抱擁を。
 私の荷車を動かすためあなたが私に送ってくれた御者の姿を私はまだ見ていない。心の中で心配しているので、遅滞なく彼を私のところへ連れてくるようお願いする」

 デュボワ将軍からジュールダンへ
 収穫月8日(8日から9日にかけての夜間、6月26日)
「市民将軍殿。
 真夜中以来、私は強力な偵察をブリュッセル街道へ押し出しています。敵はなお多くの兵でキャトル=ブラを保持していることが分かりました。前哨線はフラーヌの背後にあり、直近の偵察隊は小競り合いをしました。来たばかりの報告によると敵は2つの縦隊で後退しているようで、1つはナミュールへ、もう1つはモンス方面へ向かっています。あなたを攻撃した戦力は、騎兵1万8000騎を含む6万人をかぞえています。
 私の2個連隊が再集結しましたが、驚くべきことにほとんど損害はありませんでした。私は昨日の突撃について語り得るほぼ全てについて話しました。彼らは復讐をすると約束しました。我々は多くの大砲と捕虜を得ているはずでした。それが誰の失敗かについては、私はもう許しているので伝えません。
 挨拶と友愛を。
 上記の手紙の補足(同日)
 将軍、昨日私がシャンピオネ師団の堡塁の背後まで各連隊を退却させたのを見たことについて、右翼師団が押されて退却したため、曰く退却する以外に選択肢が残されていないとこの将軍が述べたため、彼の砲兵を守るには堡塁に布陣するしかなかったのが理由であることについて、忘れないでください。この件がなければ、正面にいた敵の多数の騎兵と多数の砲兵にもかかわらず、私が敵と戦うことなく戦場を去ることはなかったと確信してください。各師団に情報士官を残し、相互の位置について知るため相互に連絡を取らせるようにするのはとても利益になります。この用心によって秩序と調和が得られるでしょう。
 3つ目の偵察隊がすぐと嫡子、敵がキャトル=ブラから後退していると知らせてきました。もし彼らはジュナップから撤収するなら、そこを探し、砂糖とコーヒーを手に入れるため主計官をそこに送るのが利益となります。そこに多くの物資があることを私は確信しています。いずれにせよ、あなたの命令なしには動きません」
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