70年代ではReceiverのHarold Jacksonがダブっていない選手だ。70年代からは同じHaroldでもCarmichaelの方がAll-Decadeに選出されているのだが、70年代に1st team All-Proに選ばれた回数を見ても、Pro Bowlへの選出数を見ても、Jacksonの方がCarmichaelより多い。JacksonではなくCarmichaelがAll-Decadeになっていること自体が謎であり、Football Perspectiveの選出はむしろ妥当に見える。
60年代には2人、ダブっていない選手がいる。最初はRBとしてリーグ入りしたが途中でReceiverになったBobby Mitchell、そしてTEのMike Ditkaだ。前者のポジションは当時Flankerと呼ばれていたが、All-DecadeでFlankerに選ばれた2人はPro Bowl選出でも1st team All-Pro選出でもMitchellに劣っている。Ditkaに関しては同時代にJohn Mackeyという同様に優れた選手がいたのがダブらなかった理由だろう
50年代はFrank Gatskiがダブっていない。1st team All-Proに4回選ばれた彼だが、Chuck Bednarikという超一流選手とダブっていたことが選出外となった理由だと思われる。だがその場合、Football PerspectiveがBednarikではなくGatskiを選んだ背景がよく分からない。何か事情があるのだろうか。
40年代は最も多い3人のダブっていない選手がいる。このうちTのBruiser KinardとGのRiley Mathesonについては、1st team All-Proに何度も選出されており、むしろAll-Decadeに入っていない方が謎になっている。だがLarry Craigに関しては、Football Perspectiveが選んだ理由の方がはっきりしない。ボールキャリーがほとんどないのに3回もPro Bowlに選ばれた、つまり生粋のFBであったことあたりが評価の理由だろうか。
30年代でダブっていないのはGのJoe Kopchaである。こちらは3年連続で1st team All-Proに選ばれているのが論拠になっているのだろう。30年代のAll-Decadeに選ばれながらFootball Perspectiveは選ばなかったGoldenbergはむしろ40年代になってからの方が活躍度が高く、もう一人のLetlowとの比較でどちらかと言えばKopchaの方がいい選手だと思われたのかもしれない。
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