ドラフトQB その2

 もやしもんがアニメ化されるらしい。何だかテレビ業界は少しでもいいコンテンツには見境なく食いついているような。業界内で物語を作れる人材が不足しているのかもしれない。

 …というのは雑談。本筋は前回書いた話の続きだ。ドラフト上位QBの活躍度を予測する際に大学での先発試合数とパス成功率がモノを言うという話を書いたが、このうちパス成功率については時に額面どおりに受け取れないケースがある。チームによってはシステム的に成功率がやたら高くなるところや、逆に低くなるところがあるためだ。例えばFavreの大学時代のパス成功率はたった53.2%。これだけだと酷い数値ということになるが、実は彼がプレイする前の10年間を見ると彼がいた大学のパス成功率はもっと酷い49.6%だったのである。これと比べればFavreの成績が実は結構優れものだったことがわかるわけだ。
 では今年ドラフトされたQBたちの母校はどうだろうか。まず、John BeckのいたBrigham Young大についてはなぜか大学のサイトにアクセスすることができないため、過去のデータが取れなかった。従って彼については判断を保留する。残りの選手については一応大学の公式サイトを見ることができる。ただし、Kevin KolbのいたHouston大の過去データは1999年までしかない。そこで、他の選手についても1999年まで遡ったデータと比較してみよう。
 データとしてはドラフトされたQBたちがプレイしなかった時期の母校のパス成績(1999年から2002年または2003年まで)、彼らがプレイしていた時期のチーム全体のパス成績(2003年または2004年から2006年まで)、QB自身の成績の3つを並べる。左から対象年、大学または個人名、パス試投数、パス成功数、パス成功率の順番だ。

JaMarcus Russell
1999-2003 LSU  1900-1031 54.3%
2004-2006 LSU   1047-640 61.1%
2004-2006 Russell 797-493 61.9%

Brady Quinn
1999-2002 NotreDame 1091-580 53.2%
2003-2006 NotreDame 1698-974 57.4%
2003-2006 Quinn   1602-929 58.0%

Kevin Kolb
1999-2002 Houston 1352-749 55.4%
2003-2006 Houston 1588-976 61.5%
2003-2006 Kolb  1565-964 61.6%

Drew Stanton
1999-2002 MichganSt 1442-810 56.2%
2003-2006 MichganSt 1703-1046 61.4%
2003-2006 Stanton   846-543 64.2%

 いずれもドラフトQBたちが来る前には50%台半ばだったパス成功率が、彼らが来ると60%前後まで上昇している。どうやら特にパス成績がよすぎるチームや悪すぎるチームに所属していたQBたちは、この4人の中にはいない模様。彼らのパス成功率は、額面どおりに受け取ってもあまり問題はなさそうだ。

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