同じくQB交代があったのがRavensだが、こちらはFlaccoの負傷が原因。代わってようやく先発となった新人Jacksonがチームを勝利に導いた、格好ではあるが内容は別に良くない"
http://www.espn.com/nfl/boxscore?gameId=401030894"。レーティングでもANY/Aでも対戦相手だったDaltonの方が高い状態で、むしろ27キャリー117ヤードというRBのようなラン成績の方が貢献度は大きかったかもしれない。FlaccoのANY/Aもここまで5.96とリーグ平均より下だが、Jacksonになっても彼よりパスが向上しそうには見えない。
Smithに代わって出場したのはMcCoy。キャリアで5000近い試投を記録し、ANY/A+で99とリーグ平均並みを維持しているSmithに対し、McCoyはまだ1000試投にも到達しておらず、ANY/A+も90前後とかなり低い。現時点でRedskinsはNFC東のトップだが、2位のCowboysとは1ゲーム、3位のEaglesと2ゲームしか離れておらず、まだシーズンが決まったとは言えない状態だ。おそらくこの地区はまだまだもつれると見るべきだろう。
Patriots (98, 101, 175, 254)
Redskins (97, 173, 209, 256)
Rams (100, 102, 255)
Eagles (139, 211, 213)
Vikings (212, 250, 253)
Bengals (215, 217, 252)
Giants (138, 176)
Falcons (140, 174)
Cardinals (210, 251)
Panthers (99)
Ravens (103)
Colts (136)
Cowboys (137)
49ers (214)
Chiefs (216)
半分弱のチームが何らかの形で補償ドラフト権を手に入れており、さらに9チームは複数のドラフト権をゲットする計算。特に3巡を2つ入手するPariotsとRamsはかなり恵まれることになる。どちらも現在地区首位におり、強いチームがさらに強化する余地を残している格好だ。
各チームのドラフト権の価値をこちら"
http://www.footballperspective.com/draft-value-chart/"のApproximate Valueで算出すると、最も多いチームから並べてPatriots(12.3)、Rams(10.4)、Redskins(7.9)、Panthers(5.3)、Ravens(5.1)、Giants(4.9)、Falcons(4.8)、Eagles(4.2)、Colts(3.3)、Cowboys(3.3)、Bengals(0.7)、Cardinals(0.6)、Vikings(0.5)、49ers(0.4)、Chiefs(0.4)となる。最も高いPatsは全体33位指名、つまり2巡トップ指名に等しい数字であり、またRamsは同45位、Redskinsは同66位相当の価値を手に入れたことになる。
2011年の新労使協定以降、この11位から128位の間に最も多くの選手を指名したのはBrowns(39人)である。もともとルーキー契約は安く、少しばかり採算がいいといってもチーム作りに与える効果は限定的なのだろう。むしろきちんとした選手を指名できているかどうかの方が重要だとも考えられる。だがそれでも、この期間中の成績上位10チームのうち7つが「ドラフト11位から128位までの指名数でリーグ上位にいる」チームであることは確かだ。
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