人の記憶はあてにならない

 ネットでワーテルローで検索したら、なぜだかレ・ミゼラブルの話が書かれたサイトがいくつか引っかかった。何やら「世界名作劇場」でアニメ化され、コゼットがワーテルロー亭でこきつかわれているとか。それにしても「世界名作劇場」か。懐かしい。子供の頃は色々と見ていたよなと思いつつ、そういえばどんな作品があったっけと気になってこちら"http://www.nippon-animation.co.jp/new/sakuhininfo.htm"を調べてみた。
 …前言撤回。私が見ていた「世界名作劇場」はフランダースの犬だけだった。母を訪ねて三千里以降はろくに見たことがない。ううむ、人間の記憶というものはあてにならないものだ。
 しかしもっと気になるのは「家なき子レミ」という作品"http://www.nippon-animation.co.jp/na/ienakiko/index.htm"。あれ、家なき子ってもっと劇画チックな絵柄じゃなかったっけか。そもそも何故主人公が女の子なのだ? 色々疑問を感じて再びネットで調べたところ、どうやら私が知っている家なき子は世界名作劇場とは別作品"http://www.tms-e.com/library/tokushu/ienakiko/index.html"だった模様。ますますもって人間の記憶というものは以下略。
 ちなみに家なき子で憶えているのは、登場人物の回想シーンに「軍人あがりで出世しまくってとうとうナポリ王になった人物」の話が出てきたこと。これってミュラのことだろうと思われるのだが、今回改めて楠山正雄訳の家なき子"http://www.aozora.gr.jp/cards/001047/files/42924_15540.html"を読み、以下のような文章があることを確認した。

「そうだ、この村だったよ」とヴィタリス親方が言った。「しかもこの同じ宿屋だったかもしれないが、のちに何万という軍勢を率いる大将がここで生まれたのだ。初めはうまやのこぞうから身を起こして、公爵がなり、のちには王さまになった。名前をミュラーと言った。みんながその人を英雄と呼んで、この村をもその名前で呼ぶことになった。わたしはその男を知っていた。たびたびいっしょに話をしたこともあった」

 どうやらナポレオンの元帥たちの中で最も早くジャパニメーションデビューを果たしたのは彼だったらしい。

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コメント

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RAPTORNIS
お久し振りです。確かに人の記憶はあてにならないですよね。自分も一昨年にベルギーとフランスへ行ったのですが、そのときのことを1年後にブログに書き込み、あとでとんでもない記憶違いをしていたことに気づきました。旅行では買い物をしたときのレシートなどを捨てずに保存しておくと証拠になりますね。

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desaixjp
こちらこそお久しぶりです。ただでさえあてにならない記憶が年とともに衰えていくのだから困ったものです。このblogに色々書き込んでいるのも、半分以上はメモ代わりだったりしますので。

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シェヘラザード
二十年ぶりに生まれた家のあたりを歩いてみたら、子どものころの記憶では二車線の立派な道路だったはずが、車一台やっと通れるほどの田舎道でした。記憶の巨大化(?)でしょうか。R/Dさんもよく指摘しておられますが、二十年後、三十年後に書かれた「回想録」などでは「雨」が「大嵐」になっていたり、「一中隊」が「一旅団」になっている可能性もあるかもしれないですね(従軍ノートをとっていた人もいるようですが)。

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desaixjp
回想録などがどの程度頼りになるかを調べる手法の一つとして、自ら現地に足を運ぶという手があるそうです。土地の起伏など、あまり変わっていないと思われる地形を調べ、それが回想録の描写と一致しているかどうかを見るとか。日本で外国の話を調べる時には、簡単にはできないことですけれど。
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