シーズン前にTannehill、シーズン中にBradford、Rodgers、Palmerといった面々が既に負傷しているが、その流れがなお継続中というところか。そう考えると途中負傷しながらすぐ復帰してきたCarrとMariotaはまだましな方かもしれない。ただこの2人はいずれも昨シーズンよりいくらか成績が低下しているため、諸手を挙げて喜べる状態とはいえない。
なお今週はAlex Smithの0 interceptionゲーム(先発)が8試合で終わりを告げた。今シーズンにおいては最長記録だが、過去を見るともっと長いものがある。トップはBart Starrが1964年10月4日から1965年10月3日まで丸1年かけて達成した記録だ。64シーズンのPackersはプレイオフに出ていないため、この記録は全てレギュラーシーズンのもの。当時は1シーズン14試合制だったため彼の連続「ノーインターセプト」ゲームは14試合に達した計算だ。
次に多いのが2010シーズンのTom Bradyで、レギュラーシーズン後半の11試合をノーインターセプトで乗り切った。ただプレイオフは初戦でインターセプトを記録。さらに翌シーズンの開幕戦でもインターセプトを喫しているため、レギュラーシーズンのみの成績でも11試合連続が上限だった。
その次、同率5位となる9試合連続を記録した選手も複数いるのだが、その中に実は49ers時代のSmithが含まれている。2011-12シーズンにプレイオフ2試合も含めてこの記録を達成した。SmithのキャリアInt%+は110と、現役QBたちの中ではRodgers、Brady、Bradfordらに次いで高い。この記録は彼ならではの強みを見せたものと言えそうだ。
残念ながら2度目の「9試合連続」は達成しそこねたが、それでも8試合以上連続でノーインターセプトを複数回記録したQBはSmith以外には存在しない。今シーズンを除けば凡庸な成績が多かったSmithだが、インターセプトを避ける能力という点では実は非凡な能力の持ち主であったと考えていいだろう。
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