日記ならぬ週記である。
今週もアメフト漫画の早売りネタバレと言いたいのだが、今週はハーフタイム中のシーンだけだったので特に言及することはナシ。
NFLに目を転じるとNew EnglandではまずChad JacksonがチャンピオンシップでACLを断裂していたらしい。このままだと1年目に続き2年目の成績低迷もほぼ確実で、早くも"Little Bethel"との呼び声が高まっている。2006シーズンでACL断裂から見事に復帰してきた事例としてはCarson Palmerがいるが、彼はポケットパサーなのであまりWRと比較はできない。むしろ走れずに苦労していたDaunte Culpepperの方が参考になりそう。指名したときは拾いものと評価されていたJacksonだが、これまでのところはむしろ「はずれ」といわれても仕方ない状況である。
もう一人、Dillonが引退したいので解任してくれと申し出ているらしい。10年のキャリアはTiki Barberと同じで獲得ヤードやキャリー数はDillonの方が多いのだから、引退を望んでも不思議ではないだろう。問題はチームとの契約がまだ3年も残っているうえにサラリーがやたらと多いこと。このあたりの仕組みはさっぱり分からないのだが、あまり多額のデッドマネーが出るようだとチーム側も簡単には解任できないだろう。
Maroneyが頼りになるかどうかも問題。Dillonが引退しても彼がいるだけマシとも言えるが、何しろFootball Outsiders"http://www.footballoutsiders.com/"のデータによると2006シーズンのDillonのDPARが15.5、DVOAが5.2%だったのに対し、Maroneyは9.1の-1.9%である。2003シーズンのAntowain Smith(7.1、-5.8%)は上回っているからいいじゃないかという気もするが、今のディフェンスはあの年ほど強くない。ディフェンスに負担をかけず、ランで時間を潰せるRBが必要なのである。そういや今気づいたのだが、Antowain SmithってDillonやBarberと同期だったんだな。
いずれにせよ不安定なパスオフェンス、張子の虎だったランオフェンスのいずれも、問題が解消されるどころか深まってしまったことは確かだ。加えてシーズン終盤になって急速に悪化したランディフェンスの向上という課題もこれから解決しなければならない。スケジュールの厳しさまで考えると2007シーズンはやはり雌伏の時になりそうな気がする。
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