革命戦争史9巻

 トランプ騒ぎのせいで書くのが遅れたが、ジョミニのHistoire critique et militaire des guerres de la Révolution, Tome Neuvième."https://books.google.co.jp/books?id=558FAAAAQAAJ"の翻訳を終えた。冬が来る前に終了するという見通し通りになったわけで、とりあえずは順調だ。
 ただしこれからは1巻あたりのページ数が増える(最終巻を除く)。例えば次の第10巻は500ページを超えるボリュームがある。14巻までの5巻で1797-1800年の4年分をカバーしなければならないのだが、これまで1792-96年の5年に8巻もかけたことを考えればページ数が増えるのも仕方ないか。いずれにせよこれまで同様、粛々と進めるしかあるまい。
 ちなみに本の巻末には色々な史料が掲載されている。例えば第9巻にはバラスの書いた指示書が載っているのだが、これがまた回りくどく読みにくい。一方でボナパルトが書いた報告書はシンプルすぎるくらいシンプルで分かりやすい。両方を読むと、どちらが大衆にアピールするかは明白。プロパガンダという意味でもボナパルトは有能だったんじゃなかろうか。
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