もちろん、ここからまたトランプの支持率が戻る可能性はある。以前、戦死した米兵の親に対する暴言を吐いた時も、これでトランプは終わりだと主張する向きがあったが、その後でも彼の支持率は一度は盛り返した。今回の件が相当な顰蹙を買っているのは間違いないが、それでもどこかのタイミングでまた揺り戻しがないとは言えない。
だが実際に残されている時間はもう4週間もない。しかもまだトランプの支持率低下が底を打ったとは言い切れない。今すぐ底を打ったとしても、今後1週間に1.5ポイント以上のハイペースで支持率の差を埋めていかなければ、選挙当日には間に合わないのだ。
次の、そして最後の討論会は現地10月19日に開催される。その時までに、あるいはその最中にまたクリントンが倒れるようなことでもあれば状況も変わるかもしれないが、現状ではどう見てもトランプが不利なのは間違いない。そしてこの状況をひっくり返して逆転勝利するのがかなり難しくなりつつあることもまた確かだ。残された時間は少ない。
スポンサーサイト
コメント