おっと気づいたらNFLが始まってた。今年は十数年ぶりにPeytonもBradyも出場しない開幕戦ということで話題になっていたが、昨シーズンの開幕戦からQBのスターターが変わったチームは10で、それほど大変わりしたようにも思えない。その10チームのうち怪我や出場停止などで交代したのが3つ(New England、Dallas、Minnesota)。つまり本当の意味で先発を替えたのは7チームにとどまるし、しかもうち3チーム(Buffalo、Rams、San Francisco)では既に昨シーズン途中から先発の座に座っていたQBがそのまま継続している。
つまり本当に先発が変わったと言えるのはCleveland、Houston、DenverそしてPhiladelphiaのみ。このうち新人先発に踏み切ったのはPhiladelphiaだけだ。Romoの怪我によってPrescottが先発したおかげでどうにか2人の新人が開幕先発に名を連ねたが、全体としては新人の使用を手控えているシーズン開幕と言えそう。代わりにOsweilerやGriffinといった移籍組、2年目のSiemianなど、NFLでの経験をいくらか積んだQBたちが目立つ展開である。
昨シーズン、規定試投数に達しなかったQBが先発したのは7チーム。それ以外の25チームは(チームを替えた例もあるが)昨シーズンに続いて先発経験豊富なQBがプレイしている。彼らの成績を昨シーズンと比較してみると、ANY/Aが大きく上向いたのはBreesで次がLuck、逆に下向きなのはNewtonやWilsonといった連中だ。もちろんたった1試合の結果でどうこう言うことはできないのだが、昨シーズン悪すぎたLuckが上向き、良すぎたNewtonが下がったのは想定内と言える。
ゲーム的には10点差以上ついた試合が3つ、1ドライブ差以内が11試合という展開は、リーグにとって最高の結果だろう。google trendsを見ても、少なくとも現時点でPeytonがいなくなったことに伴うダメージはうかがえない。もしスターQBがいなくなることが人気に陰りをもたらすのだとすれば、今後数年はNFLにとって厳しい時期になりかねないところ。でも今のところはそれほど心配しなくてもよさそうだ。
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