黄色の受難

 暇ネタ。NFLで1番人気のある色は何だろうか。wikipediaで各チームのユニフォームを調べ、カラージャージでメーンとなっている色をピックアップしてみると次の結果になった。
 1番人気は黒。Carolina、Cincinnati、Jacksonville、New Orleans、Oakland、Pittsburghの計6チームがこの色を採用している。全体の2割弱を占めるのだから大したものだろう。古いチームから新しいチームまで幅広く使われている、ある意味「定番色」だ。
 2位には赤(Atlanta、Kansas City、San Francisco)とネイビーブルー、つまり濃紺(Dallas、New England、San Diego)の各3チームが来る。ただ前者はともかく、後者はホワイトジャージをよく使うチームや、かつては違う色を使っていたチームで構成されており、それほど定着した色彩とは思われない。
 他にはロイヤルブルー(Buffalo、Indianapolis)や紫(Baltimore、Minnesota)が複数チームに使われている。逆に言えば残り16チームはそれぞれ別々の色を使っていることになり、全体としてはバリエーションに富んだユニフォームがフィールドを彩っている。

 ……という結論になるかというと、そうとも言えない。確かに個別のカラー名は異なるが、実際には「同系統」の色が結構あるからだ。代表が青系統。ネイビーブルーとロイヤルブルーの他にダークネイビー(Chicago)、カレッジネイビー(Seattle)、ダークブルー(Giants)、タイタンズブルー(Tennessee)、ホノルルブルー(Detroit)、ミレニアムブルー(St.Louis)、ディープスティールブルー(Houston)などがあり、足し合わせれば12チームに膨れあがる。もしMiamiのアクア、つまり青緑もこの系統に含めるなら13チームだ。
 赤系統も増える。バッカニアレッド(Tampa Bay)、カーディナルレッド(Arizona)、バーガンディー(Washington)を合わせて6チームに膨らみ、黒と並ぶ。さらにフォレストグリーン(Jets)、ミッドナイトグリーン(Philadelphia)、ダークグリーン(Green Bay)と緑勢も3チーム(Miamiをこちらに入れるなら4チーム)に膨らむ。
 系統別で他と孤立していると言えそうなのは茶色(Cleveland)と橙色(Denver)の2チームくらいだろう。このうちオレンジはかつてTampa Bayが使っていたので、本当に孤立した色合いを維持しているのはClevelandのみと言ってもいいかもしれない。大半は青、赤、黒、緑のどれかに含まれることになるようだ。
 不思議なのは黄色をベースにしたチームが一つも存在しないこと。たとえばサッカーではブラジル代表や、Jリーグの柏、香川のいるドルトムントなど、黄色いユニフォームは珍しくない。だがNFLの世界ではなぜか忌避すべき色になっているようだ。こちらの記事"http://www.cheatsheet.com/sports/6-of-the-ugliest-throwback-uniforms-in-nfl-history.html/"では「歴史上の醜いユニフォーム」としてPittsburghの黒と黄色の縞、Philadelphiaの黄色と水色、Denverの上半身黄色、Jetsの下半身黄色のユニフォームが選ばれている。
 理由は分からないがアメリカ人はどうやら黄色を嫌っているらしい。
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