スタッツ系サイト

 さて第1週が終わり各スタッツサイトでもその結果を反映したランキングが出てきた(ただしSRS"http://www.pro-football-reference.com/years/2015/"はまだランキングの体を成していない)。さっそく比較しながら見ていこう。
 まずはいつものFootball Outsiders"http://www.footballoutsiders.com/dvoa-ratings/2015/week-1-dvoa-ratings"。VOAが最も高かったのはTennesseeだったようで、VOAではトップになっている。ただしこちらで重要なのはシーズン前の予想を加味したDAVE。それで行くとTennesseeは25位になり、まだ先は長い。DAVEランキングは上からNew England、Seattle、Denver、Green Bayと、それほど変わり映えのしないメンツが並んでいる。
 だが同時に公表したPlayoff Odds"http://www.footballoutsiders.com/stats/playoffodds"を見ると、かなり興味深い結果が出てくる。まずNFC西で、Seattleの地区優勝確率(32.7%)をSt.Louis(33.6%)が上回るという事態が発生。Seattleはワイルドカード予想となっている。もっとショッキングなのはAFC南。何とTennesseeの地区優勝確率が41.2%で最も高く、このままで行くとIndianapolisはプレイオフから脱落すると見られているからだ。第1週の結果がここまで大きな変動を呼び起こすとは思わなかった。
 続いて更新終了したAdvanced Football Analyticsの代わりに、Brian Burkeが加入したESPNが新たに算出するようになったNFL FPI"http://espn.go.com/blog/statsinfo/post/_/id/109305/espn-nfl-football-power-index-rankings-for-september-15"を見てみよう。こちらはあまり詳細に紹介されていないが、DAVEよりは穏当な結果になっている模様。Indyはまだ4位に踏ん張っているし、St.Louisは19位と下の方に沈んでいる。
 Inpredictable"http://stats.inpredictable.com/rankings/nfl.php"では開幕戦で敗退したSeattleが3位、Philadelphiaが4位、Indyが5位と高い位置を維持している。前評判重視なのかもしれないが、こちらのデータは毎日更新しているので、オッズメーカーの対応次第で奇妙な現象が生じることもあるんだろう。
 FiveThirtyEightのElo ratings"http://projects.fivethirtyeight.com/2015-nfl-predictions/"ではSeattleがまだ2位を保持している一方、Indyは11位まで順位を下げた。それでもIndyの地区優勝が揺らぐところまでは行っていないのがDAVEとの違いか。構図的には昨シーズンと同じように4強(NE、Sea、Den、GB)が上位に君臨するものと予想している。まあこのあたりが穏当な見方だろう。DAVE予想がかなり動きすぎなだけではないだろうか。

 そうこうするうちにもう第2週のTNFが始まる。第2週のオッズはこちら"http://www.footballlocks.com/nfl_odds.shtml"。Eloの予想との違いはTennessee @ Clevelandが入れ替わっていることと、Detroit @ Minnesotaを後者が五分五分評価しているところか。逆に最も一方的と見られるのがTampa Bay @ New Orleansであるところは同じ。Winstonにとってはまだ厳しい状況が続きそうだ。
 TNFの試合はDenver @ Kansas City。そういえばPeyton Manningがデビューした1998年、彼が記録したANY/Aは4.84だった。規定試投数に達したQB31人中、21番目の成績だったことになる。時は流れて2014年。新人QBのDerek Carrは新人Peytonとほぼ同じANY/A4.82を記録した。だが彼の順位は34人中32位とリーグどん底近くであった。近年のNFLでパス成績がいかにインフレを起こしているかがわかる。
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