Sea 10.7
GB 9.7
Atl 8.9
Phi 8.8
StL 8.8
NO 8.7
一応、半数以上が入れ替わる恰好になるが、トップ2が安泰すぎるので、あまり変わった印象がない。Atlantaは常にシーズン前の予想はいいチームだし、PhiladelphiaはKellyになって連続勝ち越しを続けている。New Orleansも最近はプレイオフ出場が多い。勢力図が変わったとまでは言えない予想である。
唯一、目新しさを感じさせるのはSt.Louisだ。もしプレイオフにたどり着けば2004シーズン以来となる。ディフェンス中心にチームを作り上げてきたRamsだが、San FranciscoとArizonaの戦力低下によって地区内で浮上するとみられているようだ(つまり、別にFolesのおかげではない)。Greatest Show on Turfの時代は遠く過ぎ去ったが、ドアマットからの脱出は見えてきているのかもしれない。
とはいうものの、トップ2が圧倒的すぎるのは困ったもの。特にSeattleのぶっちぎり具合はよろしくない。両カンファレンスを通じて最も予想成績がいいSeahawksのPostseason Oddsは実に75.0%、Super Bowl Oddsですら25.2%。4分の1の確率で3連続スーパー出場があり得るってのはいかがなものか。他チームの奮起に期待する。
次にAFC。
NE 10.5
Den 9.5
Ind 9.3
Bal 8.6
Cin 8.6
SD 8.5
毎年言っているような気がするが、こちらは本気で勢力図が変わらない。実に5チームが昨シーズンのプレイオフと同じであり、入れ替わるのはSan Diegoだけ。そのSan Diegoにしても昨シーズンは最後までプレイオフ出場の可能性を争っていたところであり、目新しさは全く感じられない。何という停滞感。
その中で少しは違いを感じられるのはDenverとIndianapolisの間が詰まっていることか。成長するLuckと39歳のPeytonだけが理由ではないだろうが、この辺りがもつれるかどうかくらいしか楽しみはなさそうだ。あとはBradyの欠場がNew Englandの成績にどう影響するか、なのだがこのチームはどちらかと言うとスロースターターなのであまり関係ないかもしれない。
その他のチームについては目についたところを。AFC南はIndy以外オール負け越し予想となっており、このままだと栄えある最低地区になりそう。逆に3チームが勝ち越すと予想されているのはAFC北(Cleveland以外)、NFC北(Chicago以外)であり、勝ち越し2チーム、勝率5割1チームと見られているのだAFC東とNFC南だった。
復活が予想されているのはJets(8.2勝)、Minnesota(8.5勝)あたりで、逆に転落するとみられているのがArizona(6.7勝)。引き続き低迷するのがTennessee(6.4勝)、Jacksonville(6.3勝)、Oakland(6.5勝)、Washington(6.0勝)、Chicago(6.5勝)、Tampa Bay(6.4勝)などで、こちらも変わり映えのしない面々だ。
要するにFOA2015は、固定した勢力図に今年も大きな変化がないと予想しているのである。AFC、NFCともトップ2チームは全く同じ。3番手以下は入れ替わりこそあるものの、やはり見慣れたチームが顔を並べている。下位に目を向けても、これまた同じようなチームが並んでいる。今年もまた勢力均衡策の効果に対する疑問を抱え、シーズンが始まる。
スポンサーサイト
コメント