全球凍結でも生物は絶滅しなかったのだから、彼らが生き残れる環境があったのは事実だろう。上で触れた火山の周辺などがその一例だと見られている。つまりそこは生物を次の世代へ運ぶ全球凍結版「ノアの箱舟」だったのかもしれない。そして、例えばノアの箱舟が複数あり、そのうちの一部は全球凍結の際に「沈んで」(つまり火山活動が終わって氷に覆われて)しまったと考えてみたらどうだろうか。後に多細胞化への道を歩んだ連中は、運よく沈まなかった箱舟に乗っていただけだとしたら、それはなかなかに興味深い。
そして、沈んだと思っていた箱舟が実はどこかで生き延び、そこに乗り込んでいた生物が独自に多細胞化への道を歩んでいたとしたら。SFの題材になるかもしれない。
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