ヴァンデの共和国軍人 その14

14)ジャック=マルゲリート・ピロット、ラ=バロリエール(ラベロリエール、ラボレリエール)男爵
 資料によって名前の表記が異なるやっかいな人物。1746年ムルト=エ=モーゼル県のリュネヴィルに生まれる。57年に軍に入隊。七年戦争に参加し、スーピル侯の副官を務める。63年少尉。68年から69年にかけてコルシカ島の戦役に参加。70年大尉、84年少佐、88年中佐に昇進。
 1789年の革命時にはヴェルサイユやパリに駐留していた。91年大佐。革命戦争が始まった92年には臨時のmarechal de camp(少将)に任命され、中央軍の前衛部隊指揮官としてヴァルミーの戦いにも参加する。
 1793年3月にアルデンヌ方面軍に転じ、5月6日にはラ=ロシェル沿岸軍の将軍に任命される。7月に共和国軍が行った攻勢に参加。12日から行軍を始めてポン=ド=セを渡りヴァンデへ攻め込んだが、ブリザックに陣を敷いた時点で兵の不服従と略奪に不満を述べ、辞任を求めている。それでも15日にはマルティーヌ=ブリアンで王党派軍に勝利。サンテールにヴィイエールへ進軍するよう求めている。16日には指揮官の地位から離れたビロンの後にラ=ロシェル沿岸軍右翼の指揮を引き継ぐ。
 だが、17日から18日にかけてヴィイエールで行われた王党派軍との戦闘では敗北。共和国軍はソーミュールへ撤退した。ラ=バロリエールは30日に健康上の理由から辞任を申し出る。9月1日、辞任が受理され、彼は軍務を離れた。
 1795年に軍務に復帰し、西方軍などで勤務。97年に再び引退した後、99年にまた復帰するが最終的には1801年に軍務を離れる。1810年男爵。27年に死去した。

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