ルール変更2015

 2015シーズンからPATのルールが変わる。今までは2ヤード地点からFG(1点)あるいはTD(2点)を狙うことになっていたが、今後はFGの場合は15ヤード地点(距離としては32ヤード)でプレイが行われることになる。また今までと異なりディフェンス側はボールをリターンTDできれば2点を得られる。
 さて、このキックの変更はどの程度影響するのだろうか。Football Perspectiveの記事"http://www.footballperspective.com/rules-changes-moving-the-extra-point-to-the-15-yard-line/"によれば「あまり大きくない」のだそうだ。足元で31~33ヤードのFG成功率はおよそ95%。確かに2ヤード地点からの成功率(99%超"http://www.footballperspective.com/would-a-mandatory-go-for-two-rule-lead-to-more-upsets/")よりは下がるものの、それほど急落するわけでもない。
 ちなみに2014シーズンについて言えばPATは1230回のうち1222回成功(99.3%)となっている。これが95%になると成功回数は1170回弱。シーズンを通して53~54回ほどPAT失敗が増える計算となる。1チーム当たりだとシーズン1.7回程度。一方、1点差でゲームが決まった試合はシーズントータルで10ゲームしかなく、その10ゲームにPAT失敗が絡む可能性はかなり低いだろう。実際的には影響があまり大きくない、という指摘は頷ける。
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