Downsにも特徴がある。この期間、Downsでドライブが終わった回数は77回と(少ない方から数えて)リーグ8位タイだったのだが、そのドライブにおける平均得失点差を見ると他の31チームが全てリードされている局面でgo for itをしていたのに対し、New Englandは唯一リードしながらgo for itをしていたのである。リードしていれば無理せずパントをするチームが多いと思うが、New EnglandはDownsのリスクがあっても攻撃権を保持するメリットの方が大きいと判断していたことが分かる。ちなみにリード時のconversion率もリーグトップの69.8%だ。
conversion率が高いのは、FDが取れる可能性の高いときにgo for itをしているからだ。FDに必要な残りヤードの平均を見るとNew Englandは3.40でリーグ最小。次に小さいのはIndianapolisの3.84であり、逆に多い方になるとBuffaloなどは5.67にも達する。New Englandは1~5ヤードの時はリーグ平均より高い割合でgo for itを試みるが、6ヤード以上の距離が残されている場合はリーグ平均より低いgo for itしかしていない。他のgo for it割合が高いチーム(Jacksonville、New Orleans、St. Louis)などが6ヤード以上でもリーグ平均並みかそれ以上の割合でやっているのに比べ、New Englandは無理をしていないのだ。
コメント