NFL week11

 NFLは第11週が終了。地区ごとに見るとトップが2位に3ゲーム差をつけているNFC西、2ゲーム差のAFC東はともかく、あとは混戦模様だ。AFC北にいたっては0.5ゲーム差に全チームが混在している。NFC南もトップから最下位まで2ゲームしかなく、Tampa Bayは「ある日にはドラフト全体1位を、翌日には地区優勝を争う」"http://espn.go.com/blog/tampa-bay-buccaneers/post/_/id/7435/"状態になっている。
 一方で数字的にもプレイオフ脱落が決まったのがOakland。第11週時点で決まったのは2004年のMiami以来だという"http://ftw.usatoday.com/2014/11/winless-oakland-raiders-eliminated"。残る対戦相手を見てもDetroit以来の0-16を達成するかどうかに関心が集まりつつあるようで、なかなか迷走が終わらない。最近ではLos Angelesへの再移転も噂されている。
 New EnglandはIndianapolisに対してランで200ヤード以上の差をつけて圧勝した"http://www.pro-football-reference.com/boxscores/201411160clt.htm"。これはNEにとっては珍しく、1993年以来の記録となる。ただしリーグ全体で見ればランで200ヤード以上の差がつくのは今シーズン既に3回目。シーズン初である1試合5インターセプト(Eliが記録した"http://www.pro-football-reference.com/boxscores/201411160nyg.htm")の方が珍しい。もちろん1948年以来DL選手としては最も多いTDを記録した事例"http://www.sbnation.com/lookit/2014/11/16/7229587/jj-watt-receiving-touchdown-houston-texasn"の方が珍しさでは勝っているが。
 
 Washington Controversies"http://blogs.yahoo.co.jp/desaixjp/54849859.html"ではチーム内でcontroversyが発生。QBが他の選手を批判し"http://www.nfl.com/news/story/0ap3000000429797/article/"、それを聞いたHCがQBを批判した"http://www.nfl.com/news/story/0ap3000000429995/article/"。あの希望に満ちた2012シーズンが終わって2年もたたないうちにこうなると予想したファンはほとんどいなかっただろう。
 何しろGriffinの新人年、彼のANY/A+は120というとんでもない数字を出していた。新人QBで115以上、つまりリーグ平均を1標準偏差以上上回った例は1978年以降では4人しかいない。Dan Marino、Ben Roethlisberger、Matt Ryan、そしてRobert Griffinだ。あまりにも母数が少ないので、このデータからGriffinの将来を占うのは不可能だ。この4人の中ではRyanがGriffin同様、2年目にANY/A+で100を割っているが、3年目も不調が続いているのはGriffinだけである。
 もう少し母数を増やすため、次はAY/A+で115以上のQBを取り上げよう。ドラフト制度が始まった1936年以降で規定の試投数(1試合14試投)を達成し、なおかつAY/A+で115以上だったのは、上記4人からRyanを除いた3人と、Russell Wilson、Greg Cook、Y.A. Tittle、Sammy Baughの7人となる。やはり母数が少ないのはあるが、それでも怪我でキャリアが短かったCookを除けばチャンピオンになったり殿堂入りしたりしている有能QBたちが並んでいる。
 少ない母数から予想するのならGriffinはいずれ立派なQBになるはずだ。もしそうならずに、Griffinの成績がこのまま復活することがなければ、彼のキャリアはCook"http://www.nfl.com/videos/nfl-network-top-ten/09000d5d807434bc"と同様、怪我に呪われたということになるのかもしれない。
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