NFL week7

 NFL第7週。今週の最大の敗者は無得点で負けたCincinnatiやJacksonvilleに初白星を献上したCleveland、ではなく、日本でのテレビ中継だろう。Advanced Football Analytics"http://www.advancedfootballanalytics.com/"のEIによると、今週面白かった試合はまずMin @ Bufの6.5、以下NO @ Detの5.7、NYJ @ NEの5.5、Ten @ Wasの5.1と続いたのだが、日本での中継"http://www.nfljapan.com/broadcast/w7/"を見るとNYJ @ NE以外は見事なまでに中継対象外。逆につまらない方から数えたトップ3試合は全て中継ありとなっている。残念。
 話題になっているのはPeytonの記録更新だが、あの首の怪我を乗り越えた時点でもはや規定路線化していた感じもあるので驚きはない。驚くとしたらこの年齢で引き続きキャリアでもトップクラスの成績を残し続けているところか"http://www.pro-football-reference.com/players/M/MannPe00.htm"。Denverに着てからの3シーズン、今のところ一度もキャリア平均を下回るANY/A+を記録していない。よほどMile Highが肌に合っているんだろう。いずれにせよここまで人外魔境なQBは歴史的にも滅多に見られないだろうから、NFLファンは今のうちにしっかり目に焼き付けておいたほうがいい。
 
 一方、New Englandはきわどい勝利をゲット。ANY/Aで見るとNEの6.84に対してJetsの5.54となっているのでNEが勝つのもおかしくないように思えるが、一方でJetsはラン40回超で200ヤード超のゲイン、Time of Possessionは40分以上を記録している。32チーム体制となった2002から13シーズンまでで見ると40分以上のチーム勝率は.879、ラン200ヤード以上は.865、そしてラン40回以上にいたっては.941に達しているので、そちらから見るとJetsは滅多にない敗北を喫したことになる。
 興味深いのは一方が40分以上のToPを記録した112試合のうち、3点以下の得失点差で終わったものが41試合もあることだろう。普通は一方的展開になりそうなものだが、そうならないケースも意外に多いということだ。ただし僅差の試合では40分以上のチームの勝率は.671に下がるわけで、そう考えると今回の試合はそれほど珍しいケースではないことになる。
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

トラックバック