NFL week3

 スタッツを使ったデータが、母数の少ない時点ではどれほど当てにならないかを示す一例が、Pro-Football-ReferenceのSRS"http://www.pro-football-reference.com/years/2014/"で確認できる。先週、異様に高い数字を記録していたAFC東が一気に落ち込み、代わりにAFC北で数値のインフレが発生している。なぜかAFC北のスケジュール強度だけが異様に高くなっているのがその理由であり、まああまり真面目に受け取らない方がいい数字だ。
 それよりは一般的な数字を見た方がいいだろう。まず目立つのは全勝、全敗チームの少なさ。3連勝できたのはCincinnati、Philadelphia、Arizonaだけだし、逆に3連敗はJacksonville、Oakland、Tampa Bayの3チームに留まっている。で、Jacksonvilleは早々にHenneを諦めてBortles先発を決めた模様"http://www.nfl.com/news/story/0ap3000000398013/article"。Tampa BayでもMcCownの負傷から次はGlennonと言われている"http://espn.go.com/blog/tampa-bay-buccaneers/post/_/id/6283/"。Oaklandは既にCarrを先発させているので当面このままで行くんだろう。
 全敗ではないところでも、例えばMinnesotaではCassel負傷からBridgewater先発が見込まれている"http://withthefirstpick.com/2014/09/21/blake-bortles-teddy-bridgewater-get-nods-start-johnny-manziel-wait/"。有力新人ではあとClevelandのManzielとNew EnglandのGaroppoloあたりが残されているが、健闘しているHoyerはまだしも今シーズン絶不調のBradyに関してはGaroppoloを代わりに出すのも面白いかもしれない。まあ普通はやらないだろうけど。
 
 一方、オフフィールドでは選手による暴力行為がいくつも摘発されている。おかげでNFLにExempt/Commissioner's Permission listなる制度があることを初めて知った。この数年、脳への衝撃問題などNFLが米国の社会から色々と批判を浴びる場面が多かったように思えるが、その流れが今年も続いているのかもしれない。たとえ全米1人気のあるスポーツ選手であっても、社会の一員として果たすべき役割を求める動きが強まっているのだろうか。
 実際のところ、NFL選手による犯罪の発生率は米国の世間一般よりも低い。Nete Silverのサイトに載っていた記事"http://fivethirtyeight.com/datalab/the-rate-of-domestic-violence-arrests-among-nfl-players/"によればNFL選手の逮捕率は全米平均の13%に過ぎないそうで、現代の剣闘士たちが実は良識ある市民だったことが判明する。ただし、ここには少し数字のトリックがある。NFL選手たちは金持ちであり、貧乏人はいないのだ。犯罪と貧困は分かちがたく結びついている。逆に言えば金持ちだけ取り上げれば犯罪者の率は下がる。現役のNFL選手という集団に注目すれば逮捕率が低いのは当然だろう。
 むしろ金持ち集団の割にDomestic Violenceの逮捕率が高いのが、NFL選手の特徴なのだそうだ。そう考えるとRiceやPetersonのケースは実はNFL特有の病根なのかもしれない。世間一般の目がこの部分について厳しくなっていることには一理ある、という理屈も成り立つ。
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