2014シーズン開幕

 NFLが開幕、したんだが開幕戦が酷い。序盤はまだよかったが2Qから差がつき始め、後半はほぼ一方的展開。Win Probability"http://live.advancednflstats.com/index.php?gameid1=2014090400"を見ても変動に乏しく、Excitement Indexはたったの3.0しかない。昨シーズンのSuper Bowl(1.5)よりはマシだが、昨シーズン開幕週に喩えれば16試合中下から3番目となっており、一方的でつまらない結果であったことが数字からも裏付けられている。
 Pro-Football-ReferenceのBox Score"http://www.pro-football-reference.com/boxscores/201409040sea.htm"でも似たようなグラフになっている。Expected Points Summaryを見るとGreen Bayでプラスに機能していたのはランオフェンスとキックオフ、パントくらい。逆にディフェンスはザル状態で、パスディフェンスが-10.55、ランディフェンスが-7.69となりこれだけで20点差のうち18点以上が説明できてしまう。
 RodgersのANY/Aは4.17と、彼にしては酷い数字である。Seattleディフェンスも実力を発揮したと考えていいだろう。NY/Aでも4.86とダメな数字。3つのサックを受けたあたり、Rodgersの悪いところが出たと見るべきだろうか。一方WilsonはANY/Aは7.97で文句なし。NY/Aで見ると6.59でずば抜けて凄い数字にはならないが、勝利を得るには充分な数字だ。
 WPAで見るとRodgersは-0.09、Wilsonは+0.03とそれほどの差はない。Seattleの貢献度ではむしろHarvin(+0.24)やLynch(+0.10)あたりの方が上。またディフェンスの+WPAだとMaxwell、Wagner、Bennettが0.1以上を記録しており、こちらも結構いい数字だ。Wilson自身が有能なのは確かだが、Seattleというチームそのものが強いと見るべきだろう。
 それにしてもFootball Outsiders AlmanacではNFCトップ2"http://blogs.yahoo.co.jp/desaixjp/54849859.html"と見られたこの対戦が、いくらSeattleのホームだっとはいえここまで一方的になってしまうのはどうなんだろう。今のままだと今年もNFCはSeattleで決まりってことになりかねない。今後の波乱に期待したいところだ。
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

トラックバック