祖国は危機にあり(La patrie en danger) 関連blog
アイラウ史料
2014
/
03
/
24
ナポレオニック
以前こちら"
http://blogs.yahoo.co.jp/desaixjp/54502727.html
"でアイラウについてはあまりいい史料がネット上にないと書いた。とはいえ全くないわけではない。いくつか紹介しておこう。
まずはRobert Ouvrardのサイトにあるアイラウページ"
http://www.histoire-empire.org/1807/eylau/temoignages/new_temoignages.htm
"。主にフランス側の回想録について、かなり多くの引用を掲載している。その中にはナポレオンが著者となっているもの"
http://www.histoire-empire.org/1807/eylau/relation.htm
"もあるし、リゼットが登場するマルボ回想録"
http://www.histoire-empire.org/1807/eylau/memmarbot.htm
"もある。だがフランス側以外の史料としてはベンニヒゼンの回想録"
http://www.histoire-empire.org/1807/eylau/temoignages/membennigsen.htm
"くらいしかない。
ダヴー自身や第3軍団関連の史料をまとめたOpérations de 3e corps"
https://archive.org/details/oprationsdeecor00davogoog
"も、アイラウに関しては頼りになりそうな史料である。本来なら回想録ではなく、こういう報告書をまとめた史料があれば一番なのだが、アイラウに関してはそういうものが見つからない。かえすがえすもFoucartが1月までで記述を終えてしまっている"
https://archive.org/details/campagnedepolog01foucgoog
"のが残念でならない。
連合軍側はどうか。プロイセン軍について頼りになりそうなのはHoepfnerのKrieg von 1806 und 1807. Dritter Band."
http://books.google.co.jp/books?id=l74TAAAAYAAJ
"だろう。p220からがアイラウの戦いについて触れている部分だが、一応第14戦列歩兵連隊にも言及はある(p244)し、そこそこの情報は手に入るだろう。だが最も期待できそうなのはレストク率いるプロイセン軍に関する文章だ。よりシンプルな記述でよければ、Goltzの書いた本の英訳、Jena to Eylau"
https://archive.org/details/jenatoeylaudisgr00golt
"もある。
しかしこの戦いにおけるフランス軍最大の敵はロシア軍だった。それに関する史料はないのか。ある。ロシア軍の公式記録とでも言うべきMikhailovsky-Danilevskyの1806-1807年戦役についてまとめた本"
http://books.google.co.jp/books?id=BQgKAAAAIAAJ
"がそれ、なのだが、見てもらうと分かるようにキリル文字である。読めねーよ。せめてラテン語アルファベットを使う言語に翻訳してもらえないものだろうか。
Napoleon-Seriesに掲載されているSources on the Campaigns of 1806 & 1807"
http://www.napoleon-series.org/research/bibliographic/c_1807sources.html
"を見ても、あまり頼りになる文献は見つからない。詳細な英文文献はそもそもPetreの本"
https://archive.org/details/napoleonscampaig015066mbp
"しかないと言われているし、あとはWilsonの本"
http://books.google.co.jp/books?id=1tegAAAAMAAJ
"を参照するくらいしかないだろう。
ドイツ語文献ではHoepfner以外にLettow-VorbeckのDer Krieg von 1806 und 1807"
http://books.google.co.jp/books?id=jc0aAAAAYAAJ
"やHildebrandのDie Schlacht bei Pr. Eylau"
http://books.google.co.jp/books?id=hNokpwAACAAJ
"もあるのだが、いずれもネット上では閲覧不能。PlothoのTagebuch waehrend des Krieges zwischen Russland und Preussen"
http://books.google.co.jp/books?id=RXZKAAAAYAAJ
"か、ページ数の少ないSchachtmeyerのDie Schlacht bei Preussisch-Eylau"
http://books.google.co.jp/books?id=nh9YAAAAcAAJ
"くらいしか使えそうにない。
もちろん他にも探せば出てくる可能性はある。だが、ネット上でde Cugnacの調べ上げた史料集"
http://www.simmonsgames.com/research/authors/Cugnac/ArmeeReserve/TOCFrench.html
"が使えるマレンゴなどに比べると、結構ハードルが高い作業になりそうだ。
一方、地図に関しては素晴らしいものがある"
http://www.davidrumsey.com/luna/servlet/detail/RUMSEY~8~1~211603~5004283:-Composite-of--Sheet-74---Pr--Eylau
"。鉄道路線図が描かれているのを見ても分かる通り、ナポレオン時代のものではないが、結構分かりやすくていい地図だと思う。
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