以前に書いたベイズ推定"
http://blogs.yahoo.co.jp/desaixjp/54496738.html"でも明らかにしているように、先月中旬時点で私自身のSTAP細胞に対する疑いは次第に強まっていた。その後、さらに色々と新しい疑問が出てくるに従い、心証的にはかなり悪くなっていたことは否定できない。そして今回の動き。残念だがおそらくSTAP細胞は幻だったという結論になる確率がかつてないほど高まっているのは確かなようだ。
論文が間違いだったという結論になる場合、政治的にはその後始末をどうするかが問題になるのだろう。ただ学術的に言えば、あるいは間違い探しという観点では、そしてベイズ推定を試す一例としては、もうほとんど終わった話になっているようにも思える。幹細胞の研究者たちも、実りがなさそうな追試はやめてとっとと次の研究を始めていることだろう。祇園精舎の鐘の声。
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