その5、本能なんてない。ホモ・サピエンスは状況に応じて必要なら人を殺すし不要なら殺さないだけのこと。資源が少なく、奪わなければ生きていけないのなら殺ることもいとわないが、戦争のように自分ではなく他人の都合で人殺しを求められた場合は必要性を感じないため引き金を引かない。人殺しの本能があるように見える時代は、たまたまそういう環境に置かれた人が多かったためで、環境が違えば行動も変わる。
金持ち喧嘩せず。殺人を犯すのは下層階級の男(子供という資産を得るための競争が厳しい)が多く、女性(自分の腹を痛めて子供を生む)と上流の年配者(配偶者を得やすい)はそんなことをしない、という傾向を踏まえるなら、案外「その5」あたりが正解だったりして。
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