祖国は危機にあり(La patrie en danger) 関連blog
マイダン
2014
/
02
/
24
その他
ウクライナで政変が起きた"
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL3N0LT00B20140224
"のだが、気になることが一つある。いや政変そのものとはほとんど関係ないんだが、こちらのネタ"
http://livedoor.blogimg.jp/waranote2/imgs/7/2/72eeb301.jpg
"で使われているMaidanという言葉についてだ。
今回の運動はユーロマイダン"
http://en.wikipedia.org/wiki/Euromaidan
"という言葉で知られているようだが、このMaidanってのは広場という意味。元は独立広場と呼ばれていた場所で行われた運動だからMaidanという言葉が使われているそうだ。
面白いのはこのMaidanという言葉、元はアラビア語のミーダーンという言葉に由来するらしい"
http://en.wikipedia.org/wiki/Maidan
"。エジプトでの革命騒ぎが起きたのもやはりミーダーンの1つであるタハリール広場"
http://en.wikipedia.org/wiki/Tahrir_Square
"だった。またペルシャ語、ウルドゥー語、トルコ語などでも広場を意味する言葉として使われているそうで、エジプト以外にインドのコルカタやニュー・デリー、イランのイスファハン、トルコのイスタンブール、さらにはグルジアのトビリシなどにもある。
つまりアフロ・アジア語族のアラビア語だけではなく、広くインド・ヨーロッパ語族やトュルク諸語など他の言語にまで使用されている用語な訳だ。もしオリジナルがアラビア語なのだとしたら、他の言語では外来語として導入され定着したものだと見なすべきだろう。
ではどうやってこの言葉が定着したのか。当然イスラムの拡大が背景にあったと思われる。この言葉が使われる地域はそのほとんどが現在イスラム圏だったり、過去にイスラム圏に組み込まれたことがある地域だ。ウクライナもジョチ・ウルスの時代にイスラム化の動きがあったようで、もしかしたらその時期にマイダンという用語がこの地域に伝わったのかもしれない。
それにしてもロシアと西欧の代理戦争みたいな運動が、アラビア語に由来する広場で展開されていたというのはなかなか興味深い。歴史を感じさせる名前であった。
以上、ほとんどwikipedia由来の話なのであまり信用はしないでほしい。
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