あまり当たらない次季QB成績予想

 さてNFLの今シーズンも残り1試合だが、これまでRを使って調べてきたデータを元に来年のQBの成績予想をやってみよう。今回は2013シーズンまでの成績も反映している。予想するのは少しでも相関性の高いものという訳でANY/AではなくNY/Aで。使う数値は以下のようになる。
 
切片  -0.001768
成功率 7.635803
Y/C   0.180253
サック -3.005015
 
 結果は以下の通り。左は2013シーズンの実績、右が2014シーズンの予想だ。
 
Peyton 7.91 7.19
Rivers 7.54 7.01
McCown 7.63 6.91
Rodgers 7.78 6.90
Brees 7.16 6.88
Foles 7.88 6.81
Cutler 6.66 6.53
Dalton 6.68 6.50
Ryan 6.07 6.49
Stafford 6.82 6.46
Palmer 6.50 6.43
Big Ben 6.36 6.42
Romo 6.24 6.41
Wilson 6.84 6.41
Fitzpatrick 6.32 6.33
Cassel 6.38 6.28
Brady 6.12 6.22
Luck 5.97 6.20
Kaepernick 6.52 6.19
Newton 5.90 6.15
Schaub 5.67 6.15
Bradford 5.74 6.13
Griffin 5.93 6.11
Eli 5.99 6.07
Alex 5.67 6.02
Ponder 5.75 6.01
Henne 5.54 6.01
Clemens 5.84 6.00
Campbell 5.74 6.00
Keenum 5.73 5.95
Flynn 5.61 5.93
Tannehill 5.44 5.91
Flacco 5.42 5.90
Manuel 5.43 5.84
Geno 5.62 5.84
Glennon 5.03 5.77
Pryor 5.26 5.70
Weeden 5.28 5.60
 
 全体に「平均への回帰」が見られる結果となっているが、その中でも比較的マシな予想とそうでないものとが混ざっている。例えばFolesはかなり成績が落ちると見られているのに対し、Ryanはかなり期待が持てる数字だ。ざっと見て過去の実績あるQBほど予想はよく、たまたま昨年の成績が上位に来たQBたちは落ち込みが大きいようだ。
 とはいえ過去のR自乗は0.263。この予想通りにならないQBもかなりいるだろう。どうも1シーズンの規定数である224パス試投という数字は、まだツキによってブレが大きく生じ得るレベルの母数でしかないようだ。ちなみに400パス試投以上という条件で重回帰分析するとR自乗が0.284という計算式が得られる。僅かとはいえ母数の増加が予想の正確性向上に役立つことが分かる。
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