NFL week16

 アイエエエエ! ヘルニア!? ヘルニアナンデ!?
 という訳でRomoのヘルニアでDallasがヤバい"http://www.nfljapan.com/headlines/52928.html"。オーナーのチーム作りがダメなおかげでdefenseが崩壊しているDallasだが、それでも毎年どうにかプレイオフ争いまでこぎ着けていられるのはRomoのおかげ。特に最近はその傾向が顕著で2011年以降で見ると勝ち越しているチームの中で最も失点が多いのはDallasになる。酷すぎるdefenseをRomo率いるオフェンスが支えている訳で、彼がいなくなった場合のリスクは相当大きそうだ。
 ちなみに最終週で敗れるとDallasはこれで3年連続の勝率5割となり、また3年連続で最終週の敗戦によるプレイオフからの脱落も決まる。ある意味"back to back to back"。フランチャイズの歴史で初の3年連続プレイオフを決めたCincinnatiに比べると、かなり残念な"back to back to back"ではあるが。
 
 今年はプレイオフ出場の決まりが遅かったが、今週で一気に増加。AFCでは例の5強が、NFCでも3チームがプレイオフを確定させた。ただシード順ではまだどう転ぶか分からず、AFCではDenverとNew Englandに第1シードの可能性があるほか、地区優勝4チーム全てに1週byeの確率が残っている。NFCはもっとすごく、Seattle、Carolina、San Franciscoに第1シードへの道が残されており、4地区全てで地区優勝が決まっていない。最終週に選手を休ませても問題ないのはKansas Cityくらいだ"www.nfl.com/news/story/0ap2000000303368/article/"。
 最終週の対戦相手を見ると、AFCではプレイオフ関連チーム同士の衝突はBaltimore @ Cincinnatiくらい。San DiegoもKansas Cityと当たるんだが、こちらは上にも述べた通り勝敗の関係ないチームなので比較的勝ちやすそうだ。一方のNFCは地区優勝直接対決となるのがGreen Bay @ ChicagoとPhiladelphia @ Dallasで、またプレイオフ関連チーム同士の対戦となるのがSan Francisco @ Arizonaである。日程作成担当者は今ごろ祝杯を挙げているんじゃなかろうか。
 とはいえ最近のプレイオフはシード順と関係ない展開がチャメシ・インシデントとなっているので、来週の結果に一喜一憂する意味はあまりないかもしれない。Football Outsidersでも「どうしてこうなった」という話をしている"http://www.footballoutsiders.com/scramble/2013/scramble-losing-ways-winners"んだが、まあ基本的にたまたま偶然と考えるしかないだろう。まずはとにかくプレイオフにたどり着くこと。そこから先は幸運の女神次第だ。
 
 ちなみにまだ最終週が残っている段階だが、今年はシーズン通して先発するQB数が例年になく多い年になりそうだ。今のところ32チーム中19チームは全15試合で1人のQBが先発を務めている。これは32チーム体制になった2002年以降では最多。AFC東や北、西、NFCの南、西は4チーム中3チームが先発固定で戦っている。19人中11人は20代であり、期待の若手がそれだけ増えているということかもしれない。
 一方で残る13チームは計29人が先発するという厳しい状態、のはずなんだがその中にはプレイオフ戦線に残っているところも3チーム(Philadelphia、Chicago、Green Bay)ある。QB交代を強いられたチームの多くが苦戦しているのは確かだが、たとえばGreen BayだとFlynnが一応2勝稼いでいるし、ChicagoではMcCownが3勝2敗と取りあえず勝ち越してはいる。Philadelphiaに至ってはVickよりFolesの方が好成績を収めているほど。彼らが来年も先発にふさわしい成績を残せるかどうかはまだ分からないが、今のところはチームにとってラッキーな結果となっている。
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