NFL week2

 第2週時点でのSRSランキング"http://www.pro-football-reference.com/years/2013/"。
 
1位 Denver(21.2)
2位 Seattle(16.4)
3位 New Orleans(12.5)
4位 New England(11.7)
 
 なにそれこわい。
 
 というわけでNFLでは第2週が終了。Pro-Football-Referenceでは2試合で計5点差しかつけていないNew Englandがなぜか4位に顔を出している。ちなみに3位のNew Orleansも8点差でこの順位。一方で27点差をつけて2連勝したKansas Cityが2連敗のTampa BayやCarolinaより下になるなど、SRSは壮絶なランキングになっている。まあスタッツ関連ランキングは母数が少ないとこんな風になってしまうものだと割り切るべきなんだろう。
 流石にFootball OutsidersのVOAランキング"http://www.footballoutsiders.com/dvoa-ratings/2013/week-2-dvoa-ratings"はもう少し普通で、1位Denver、2位Seattleの次にはきちんとKansas Cityが顔を出している。Green BayやMiamiも順位が高い一方、New Englandは11位、New Orleansは12位となっており、2連勝したチームの中ではHouston(16位)と同様、下位にいる。まあこちらの方が実感に近い。
 
 この2週の時点で目立った指標も取り上げよう。まずJacksonvilleが2試合で11点しか取っていない状況だが、開幕2試合でこれより少なかった例は2011年のKansas City(10点)まで遡る必要がある。Gabbert先発で178ヤード、オフェンスの得点0に留まった第1週に対し、今週はHenne先発で248ヤードまで距離を伸ばし、9点を上げることができたが、それでも酷いオフェンスが続いているのは事実。予想されてはいたがこりゃ大変そうだ。
 開幕2試合で7インターセプトを記録したEli Manning。もちろんその数は2位以下をぶっちぎってトップだ。というか歴史を遡ってもこれだけのインターセプトを開幕直後から記録したQBは珍しい。1978年以降では78年のFran Tarkenton(7)、86年のSteve DeBerg(9)、99年のJake Plummer (7)、01年のTy Detmer(7)、05年のDaunte Culpepper(8)がいるだけ。このうちTarkenton、Plummerは結局そのシーズンにリーグ最多インターセプトを記録し、他の選手たちもインターセプト率は極端に高い。
 第2週では1点差試合が3つ(Buf24-23Car、Chi31-30Min、KC17-16Dal)もあった(もう少しで4つになるところだった)。調べたところ2000年の第2週(NYJ20-19NE、Ari32-31Dal、NO28-27SD)以来の出来事。ちなみに第2週は他にも1997年、1980年に1点差試合がそれぞれ3つずつあったのだが、何か僅差の試合になりやすい事情でもあるんだろうか。
 
 New Englandは2週続けてsloppyなゲームでかろうじて勝ちを拾った。シーズン前にレシーバーの大幅交代がマイナスに影響する可能性を書いたことがあった"http://blogs.yahoo.co.jp/desaixjp/54016057.html"が、現状この悲観的予想はかなり当たっている。ディフェンスが頑張っているとの見方もあるが、新人QB相手の数字だからあまり当てにはなるまい。もし開幕からの2試合がBuffalo、JetsでなくDenver、Atlantaだったら、ほぼ間違いなく2連敗だっただろう。
 そして次週はsloppyなJets相手に第1週にsloppyな敗北を喫したsloppyなTampa Bay。取りあえずここまではスケジューリングに恵まれていると言っていいだろう。だが第4週以降の@Atlanta、@Cincinnati、New Orleansという3連戦をこの状況で勝ち抜くのは正直簡単ではない。それまでにどこまでオフェンスを建て直せるのか、結構正念場だと思う。
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