シュルマイスター、追記

 シュルマイスターに関して少し追加の話を。1816年に出版されたThe history of the war, Vol. III."http://books.google.co.jp/books?id=pB8PAAAAYAAJ"の中に笑える話が載っている。以下に紹介しよう。
 
「ウルムにおけるマックの軍の捕獲後、ネイはウルム周辺にある地名を取ってエルヒンゲン公となった。この遠征に関連するある挿話は、ネイがウルム奪取によって彼の軍事的名声に極めて僅かしか付け加えなかったことを明らかにするだろう。前衛部隊を構成していたその軍にはストラスブール生まれのシュルマイスターという人物が同行していた。彼は彼はかなりの才能と手際よさを備えた人物で、現地人のように最近の言葉を流暢に話し、ブオナパルテのために外国で主要なスパイとして活動していた。シュルマイスターは、バイロイトで指揮を執るプロイセンの将軍からマックへと宛てた手紙を偽造し、ウルムに入り込んだ。彼自身はプロイセンの士官を装い、そして手紙はベルナドットによるバイロイトの中立侵犯に関する情報を与えるふりをしたものだった。彼の陰謀は完全に成功したため、彼はその日マックと食事をともにした。そしてネイのところへ戻った際に、彼の成功に関する話は雇い主の信用を得られなかったが、それも彼がマックの持ち物であり彼の紋章を彫ったいくつかのスプーンとフォーク、及びダイヤモンドで飾られマックがかつて仕えたナポリ王の肖像が入った彼自身の黄金の嗅ぎ煙草入れを出すまでだった。これらはシュルマイスターが夕食後に盗んできたものだった」
p135
 
 シュルマイスターはスパイであって泥棒じゃないと思うんだが。
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