FOA2013 その4

 FOA2013にも新人の予想が載っている。と言っても、例えばQBについてはこちら"http://www.footballoutsiders.com/stat-analysis/2013/lewin-career-forecast-2013"で言及しているものが再掲されているだけであり、それほど面白い内容ではない。むしろドラフト3巡までが対象としているので4巡以下で指名されたQBは表から零れ落ちてしまったくらいだ。ちなみに予想DYARの数字は「3~5年目の合計」だそうで、だとしたら例えばGeno Smithは1年分に直すと700弱の数字が期待できることになる。今年のランキング"http://www.footballoutsiders.com/stats/qb"でいけばSchaubあたりだから、なるほど悪くない。
 RBを評価するSpeed Scoreでは、Kansas Cityが指名したKnile Davisが124.5と突出している。後はChristian MichaelやLe'Veon Bell、コンバインでは走らなかったがPro Dayの記録を参考にするのならEddie Lacyあたりが100を少し上回っているようだ。FOA2012では今年のDavisほど高い評価を得たRBはいなかったが、それでも100を超えていたLamar MillerやBernard Pierce、Doug MartinあたりはプラスのDVOAを記録している。
 Playmaker Scoreはレシーバー向けの予測指標。今年は上位指名にはいい選手がいなかったようで、最も高い評価を受けたStedman Baileyでも399と400に届いていない。7巡指名のCharles Johnsonが664という数字を出しているが、彼はNCAAのDivision 2の選手であり、この数字もどこまで信じていいのか怪しいところだ。なおFOA2012で評価の高かったStephen HillやKendall Wrightは、ヤードはそこそこ稼いでいるもののDVOAはマイナスにとどまっている。
 SackSEERはパスラッシャーの予測指標だ。最初の5年でどの程度のサックを記録するかという予想で、今年はBarkevious MingoやEzekiel Ansah、Bjorn Werner、Jamie Collins、Dion Jordanあたりが高い、というか彼ら5人は2012年ドラフトの誰よりも高い期待値をたたき出している。ちなみに2012ドラフトでこの指標が最も高かったNick Perry、2番目だったShea McClellinあたりは1年目は冴えなかったが、3番手のWhitney Mercilus、4番手のChandler Jonesあたりは期待にたがわぬ数字を出している。
 
 Statistical Appendixも見ていると面白い。例えばサックとヒットの合計であるノックダウンを食らった回数が多いQBを見るとトップのLuck(122回)が2位のRodgers(93回)を大きく引き離しているとか、パス当たりのノックダウンで見てもLuckは全体5位(17.2%)でかなり高いといったことが分かる。ちなみにこのパス当たりのノックダウン上位は冴えないQBのオンパレードなのだが、中にはGriffinやWilsonといったいいQBも紛れ込んでいる。全体にみてノックダウンされ易いのはダメQBもしくは優秀なモバイルQBであり、されにくいのはいいQBもしくは並のポケットパッサーという傾向がある。でもされにくいQBにRoethlisbergerが紛れ込んでいたりもするので、完全に分けられる訳でもない。
 プレッシャーを受けた時と受けていない時のQB成績もある。プレッシャーを受けた時の成績が大きく落ちるのはどのQBでも同じだが、比較的両者の差が少ないのはStafford、Freeman、Luckあたり。プレッシャーを受ける割合が低い選手の中にはPeytonやBradyがいるんだが、一方でHasselbeckやLindleyといったいまいちなQBもいるんでこの割合だけが問題というわけでもない。ただ全体にモバイルQBの方がプレッシャーを受けやすいのは事実だ。
 同じことをディフェンスで見ると目を引くのがChicagoだ。こちらも同様にプレッシャーをかけた時とそうでない時の差が激しいんだが、ChicagoディフェンスはプレッシャーをかけていないときもなおDVOAでマイナスを記録するというとんでもないことを成し遂げている。プレッシャーをかけた時のマイナス幅もリーグトップであり、だからCutlerがあれだけ冴えない成績でもプレイオフ寸前までたどり着けたのだろう。
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

トラックバック