FOA2013 その1

 Football Outsiders Almanac 2013"http://www.footballoutsiders.com/store/football-outsiders-almanac-2013-pdf"が発売された。例年であれば各チームの予想成績を真っ先に紹介するんだが、今年は少し趣を変え各チームのQBの予想成績を見てみよう。といっても色々な数値全部を紹介するのは極めて面倒なのでDVOAのみを載せる。また、各チームの予想DVOAが最も高い選手のみを紹介するので、予想される開幕先発とは違う選手の名が出てくる可能性もある。
 表は左から名前、予想DVOA、チーム。まずは1位から10位まで。
 
Peyton Manning 29.9 Denver
Aaron Rodgers 26.3 Green Bay
Tom Brady 23.0 New England
Drew Brees 21.0 New Orleans
Robert Griffin 15.8 Washington
Matt Ryan 14.3 Atlanta
Matt Schaub 13.9 Houston
Russel Wilson 13.5 Seattle
Eli Manning 10.8 Giants
Colin Kaepernick 8.8 San Francisco
 
 トップ3は今年もトップ3のまま、という予想だ。他にもBreesやRyanは引き続き上位にとどまり、若手の中ではGriffin、Wilson、Kaepernickの活躍が続く。SchaubとEliは落ち込んだ成績が再び上向くという予想だが、Eliの上げ幅はそれほど大きくはない。
 次に11位から21位。
 
Ben Roethlisberger 8.7 Pittsburgh
Joe Flacco 8.3 Baltimore
Tony Romo 8.2 Dallas
Matt Stafford 4.6 Detroit
Cam Newton 0.2 Carolina
Alex Smith -0.1 Kansas City
Andrew Luck -0.6 Indianapolis
Andy Dalton -0.9 Cincinnati
E.J. Manuel -1.3 Buffalo
Carson Palmer -2.5 Arizona
Philip Rivers -2.5 San Diego
 
 Big BenやRomoはSchaubと逆に成績低下の見込み。Staffordも低下予想だが、こちらはもともと揺れの大きい選手なので仕方ないかもしれない。一方、ずっと並みの成績だったFlaccoは一気に上向く予想。チャンプになると成績が上向くという点では2008シーズンのEliのような展開を予想しているのだろうか。
 若手のNewtonは頭打ち、LuckやDaltonは成長を見込んでなおこのくらいだ。Alexはこの2年ほどが良すぎただけで、実力はこの程度だろう。Palmer、Riversはかつての栄光いまいずこ、といった感じ。そして最も面白いのがBuffaloで、Kolb(-6.8)よりは新人のManuelの方がいい成績を残せるだろうと見られている。
 残る22位から32位。
 
Josh Freeman -2.6 Tampa Bay
Michael Vick -3.8 Philadelphia
Jason Campbell -5.9 Cleveland
Jake Locker -7.9 Tennessee
Matt Flynn -8.2 Oakland
Ryan Tannehill -9.2 Miami
Jay Cutler -10.9 Chicago
Sam Bradford -11.8 St.Louis
Geno Smith -12.0 Jets
Christian Ponder -19.9 Minnesota
Chad Henne -20.3 Jacksonville
 
 成績の予測不能性で有名なFreeman、化けの皮がはがれてきたVickあたりはやむを得ない数字か。ClevelandはWeedenよりCampbellを先発させた方がいい、という結果になった。Locker、Tannehill、Ponderあたりのダメ若手は引き続きダメであり、SanchezとGabbertは予想通りに先発から外されGenoとHenneに取って代わられる展開だ。
 Palmerを切り捨てたOaklandはFlynn登用でさらにパス成績が悪化する見通し。リスキーな選択はやはりリスキーな結果をもたらしたってことか。Cutlerにはもう復活の目はなく、そしてBradfordはやはりBustだったという結論になる。下位の連中の中には今年が最後の先発になる者もいることだろう。
 
 全体として驚きの予想というものはあまりない。いいQBは引き続きいいQBだし、ダメQBはやはりダメQBにとどまる。先発を外れると見られるQBたち(Kolb、Weeden、Sanchez、Gabbert)にもさほどの意外感はない。
 もう一つの特徴が、彼らの年齢。22-32位という低い順位にいる選手を見ると、今年9月時点の年齢では11人中20代が9人と大半を占め、30代の選手はVick(33歳)とCampbell(31歳)しかいない。だがこれが11-21位になると30代が4人(Roethlisbergerの31歳、Romoの33歳、Palmerの33歳、Riversの31歳)まで増え、トップ10では半数の5人(Peytonの37歳、Bradyの36歳、Breesの34歳、Schaubの32歳、Eliの32歳)が30代だ。若者ほどチャンスを与えられる(成績が悪くても先発の機会がある)ことを示す一つの分かりやすい事例だろう。
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

トラックバック