100万と200万

 久しぶりに例のバーチャルアイドル"http://en.wikipedia.org/wiki/Hatsune_Miku"の話。Facebookの「いいね」がとうとう100万を超えた"https://www.facebook.com/pages/Hatsune-Miku/10150149727825637"。英語版"http://mikuenglish.com/"の発売が正式発表された"http://vocaloid.blog120.fc2.com/blog-entry-16039.html"直後のことであり、色々とタイミングが重なったようだ。
 ちなみにMikubookのFave数も200万を超えている"http://mikubook.com/"。いずれも蓄積型のデータなのでもちろん数字は増えるしかないんだが、それでもこれだけ積み上げられてきたこと自体は大したものだと見ていいんだろう。ちなみに人気上位の曲はほとんど変わっていないが、なぜか「恋は戦争」の英題がDango Daikazokuになっている。
 
 国内では企業との連携が急速に増え、完全にビジネスツールとして収益を生むに至った。一例として最近話題になっているのがこれ"http://dx39.net/"。これまでキャラクターとして育ててきた関係者にしてみれば、いよいよ育成期から収穫期に入ってきたと感じているところだろう。またvocaloid関係で3つ目となるオリコン週間1位アルバム"http://www.amazon.co.jp/dp/B00C1P3ITW"も登場したし、一定の存在感は築き上げた。
 一方、海外での展開は一時期の急速な拡大から安定期というか伸び悩みに入っている印象はある。Google Trendsで調べてみると「Hatsune Miku」の検索結果はこのところ微妙に右肩上がりといった程度で、ロサンゼルスでコンサートが行われたときのピークはまだ超えていない。発売直後を除いて安定した水準を続けている「初音ミク」での検索結果にまだ及んでいないのが実情だ"http://www.google.com/trends/explore?q=hatsune+miku#q=hatsune%20miku%2C%20%E5%88%9D%E9%9F%B3%E3%83%9F%E3%82%AF&cmpt=q"。つまり、増えてきたとはいってもまだ海外全体の市場は日本1国に及ばないと見ることもできる。
 英語版の発売が果たして追い風になるかどうかは分からない。海外でvocaloidを使った曲を作る人が少しずつ増えているとはいえ、日本国内に比べればまだまだ少ないという現実もある。既に英語版のvocaloidはいくつも出ており、いくら最も著名だとはいえ新たに1つ増えたことでこの状況が劇的に変わる保証はない。そもそも、ある程度DTM文化が定着していた日本に比べ、海外はそれほどではないとの話もある。
 英語版の発売がきっかけになってDTM文化の裾野が広がる、という程度の動きを期待するのがおそらく無難なんだろう。そうやって裾野が広がった後に、次のきっかけが来て頂点で花開くものが出てくる。日本でのDTMの歴史を見るとそういう経緯を辿る可能性の方が高そうだ。そしてその「次のきっかけ」が来るまでには相当な時間がかかるだろうし、もちろんそれが来ない可能性もある。海外では焦らずじっくり育てる時期がまだ続くと見るべきかもしれない。
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