ヒントになりそうなのは2006シーズン。前年までレシーバーのトップ2だったBranch、Givensがまとめていなくなった年だ。予想に役立つNY/Aで見ると、チームの数値は前年の7.0から6.1へと急降下している。2005シーズンにおけるNew EnglandのNY/Aは平均を1.3標準偏差も上回っていたが、2006シーズンになるとこれがプラス0.2標準偏差まで低下した訳だ。丸ごと1標準偏差以上の低下である。元の水準が高かったからこれでも格好はついたが、影響のでかさが窺える。
2012シーズンのNY/Aは2005シーズンより実は低レベル。平均を上回っていたのは1.1標準偏差のみだ。もし05-06の時と同じくらいのオフェンス成績低下が起きるのだとしたら、2013シーズンのNew EnglandのNY/Aはリーグ平均なみになる計算。得点力も平均レベルまで落ちるのだと考えれば、総得点は今シーズンから200点近くも減少することになる。
その場合、ディフェンスのレベルアップがなければ、New Englandの得失点差は2012の+226から+33まで急減する計算だ。こちらの計算式"
http://www.footballperspective.com/the-detroit-lions-will-win-more-games-in-2013/"を使って勝敗を予想すれば9勝7敗。実際は8勝8敗~10勝6敗の範囲あたりになろうか。
Bradyが先発になった2001シーズン以降、New Englandが2桁勝利できなかったのは2002シーズンの1回だけだ。今年は、実にその時以来の苦境に陥る可能性がある。
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